遅刻 ページ26
ナツメside
私は屋上へ続く扉を開けると、やっぱりいた
探していた人物が
エンマ君はAをまるで大切なものを守るように丁寧に抱きしめていた
私は二人にそっと近づいて、顔を除きこむ
すると、スースーと小さな寝息が聞こえてくる
寝てる
二人して綺麗な顔立ちね
美男美女同士でお似合いだわ
起こしちゃ悪いけど、次の授業がもう始まっちゃう
私はごめんねと言いながら、Aの肩に触れようとした時、
エンマ君の指がピクリと動き、ゆっくりと彼は目を開けた
エンマ「ん？あ、もう時間か？」
私を見るなりエンマ君はそう尋ねる
ナツメ「うん。もう次の授業が始まるわ。
二人共あんまり気持ちよさそうに寝ていたから、起こすのが悪いと思って…。」
エンマ「いや、大丈夫だ。探しに来てくれてありがとな。戻るか。
おい、A起きろ。」
エンマ君はAの肩を優しく叩いて、彼女を起こす
少し遅れてAはゆっくりと目を開けて、エンマ君から凄い勢いで離れて、私に抱きつく
可愛いんですけど、この子(*´꒳`*)
A「な、何でエンマ君が…！？」
起きていた状況に理解出来ないのかAは混乱気味にそう言う
そんなAを気にも留めず、エンマ君は笑ってこう言った
エンマ「ハハッ！良かった、元気そうで。
もう大丈夫だな。それだけ動ければ充分だろ。
ほら、早く戻ろうぜ？」
エンマ君に催促され、私達も歩き出す
ナツメ「A、だいぶ顔色良くなったわね。
でも、次の体育は…って、あっ。」
私は言い終わる前に気づいた
次の授業が変更で体育になったことに
しかも移動しなくてはいけない
時計を見ると、授業開始まであと１分
ジャージに着替えてもいない
完全に遅刻だわ
かれこれ考えてるうちにチャイムが鳴った
あ、アウトだ
ナツメ「ごめん、A。次体育だったわ☆」
A「え、本当？
これ、もしかして授業開始のチャイム？？じゃあ、急がないとー！！」
Aは走り出していた
私も彼女の後を急いで追いかける
ナツメ「あ、ちょっと待って！Aー、走っちゃだめー！」
エンマ「本当、忙しい奴らだな。」
エンマ君…
涼しい顔してるけど、貴方も遅刻だからね？
あの落ち着きよう、遅刻することを気にしていない
あ、もしかして遅刻の常習犯なのかしら
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桜柚季 - Mahtaさん» 返信すごい遅れてすいません(>_<)コメントありがとうございます！エンマ様イケメンですよね！かっこ良すぎてツライです…(笑) (2019年2月17日 20時) (
レス) id: a69a8eac68 (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - エンマ様あー！もう何？なんなの？イケメン？知っとるわぼけかす (2018年12月14日 21時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - 白銀水龍さん» お待たせしました！色々と事情がありまして…。ご心配おかけしてごめんなさい(><) (2018年7月23日 22時) (レス) id: a5a1d749af (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍 - 最近あんまり更新進んでないけど？大丈夫ですか？更新復活出来るように頑張ってください。 (2018年7月21日 11時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - 白銀水龍さん» ありがとうございます！私もエンマ様好きです(≧∇≦)これからも頑張ります！！ (2018年7月13日 10時) (レス) id: a5a1d749af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜柚季 | 作成日時：2018年7月3日 22時
