268.最強のカルテット ページ17
「あそこで『大好き』という言葉が出てくる所がA様らしいですね。私ならこんなことされたら、はったおしてます!」
むんっと張り倒す気満々の葉月を見てオレが一歩後退りをしていると、葉月は嬉しそうに微笑んだ。
「愛されていますね、エンマ大王様。」
葉月の言葉に部屋にいた他の三人も苦笑いを漏らす。
オレは皆をゆっくりと見渡してから頭を下げた。
「契進の儀について、オレは当事者の中心だ。Aに対して、巻き込むだけ巻き込んでおいて何もしてやれない。今回の事はお前達にかかっている。…頼む、力を貸してくれ。」
すると、今まで張りつめていた部屋の空気がふっと柔らかくなったように感じた。
「言われなくても。」
ぬらりの言葉に続いて葉月も口を開く。
「お任せください。」
「御意。」
イキジビキの声がしてオレが顔を上げると、女官長が優しく微笑んでいた。
「かしこまりました、エンマ大王様。」
そして四人はそれぞれに、オレに向かってしっかりと頷いた。
「…ありがとう。」
オレは眉を下げて笑うと、再び頭を下げた。
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湖月さくら(プロフ) - ベリーさん» ベリー様。嬉しいお言葉、本当にありがとうございます!いえいえ、そんな…。私なんてまだまだへなちょこなんです。これからもどうぞ応援してくださると嬉しいです♪頑張りますね。 (2016年7月19日 2時) (携帯から) (レス) id: 1d11343d74 (このIDを非表示/違反報告)
ベリー - さくら様の作品、拝見させて貰っています。さくら様はいつもご丁寧で、とても優しい作者様だと思っています。これからも更新、頑張ってください。応援しております!長文失礼しました。 (2016年7月18日 5時) (レス) id: f3f123ed94 (このIDを非表示/違反報告)
湖月さくら(プロフ) - siriさん» siri様。1から読んでくださってありがとうございます!よい作品だなんて嬉しいです♪楽しんで頂けるように精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願いします。 (2016年7月11日 2時) (携帯から) (レス) id: 1d11343d74 (このIDを非表示/違反報告)
siri - 一から全て読ませていただきました!とても良い作品だと、思います。これからも更新頑張ってくださいね♪ (2016年7月10日 11時) (レス) id: 3ad9e7bd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湖月さくら | 作成日時:2016年6月29日 2時