264.幸せな感触 ページ13
「いった〜。…なんなんだ!?」
叩かれた頬を抑えながらオレはAの出て行った方向を見つめる。
すると隣でぬらりの大きな溜息が聞こえてきた。
「あれはどう考えてもエンマ大王様が悪い。」
「なんでだよ。」
ブスッとしてぬらりを睨むと、ぬらりは眉を顰めた。
「突然、あんな風に女性の胸を掴んだらこうなるのは当たり前です。ましてや二人きりでもないのに…。」
「胸を…掴む?」
ぬらりの言葉を反芻しながらオレは自分の手を見つめて思わず赤面した。
(うわっ。オレ、なんてことしてんだ!?…それにしても、やわらかかったなー。)
Aの胸の感触を思い出しながらオレは手をグーパーグーパーする。
そんなオレの姿にぬらりは再び溜息をついた。
「そんな風に幸せに浸っている暇はあるんですか?A様が飛び込んできた理由をお考えください。」
「理由…?」
オレは先程のAの言葉を思い出し、青ざめる。
そして勢いよく立ち上がると、Aを追って部屋を後にした。
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湖月さくら(プロフ) - ベリーさん» ベリー様。嬉しいお言葉、本当にありがとうございます!いえいえ、そんな…。私なんてまだまだへなちょこなんです。これからもどうぞ応援してくださると嬉しいです♪頑張りますね。 (2016年7月19日 2時) (携帯から) (レス) id: 1d11343d74 (このIDを非表示/違反報告)
ベリー - さくら様の作品、拝見させて貰っています。さくら様はいつもご丁寧で、とても優しい作者様だと思っています。これからも更新、頑張ってください。応援しております!長文失礼しました。 (2016年7月18日 5時) (レス) id: f3f123ed94 (このIDを非表示/違反報告)
湖月さくら(プロフ) - siriさん» siri様。1から読んでくださってありがとうございます!よい作品だなんて嬉しいです♪楽しんで頂けるように精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願いします。 (2016年7月11日 2時) (携帯から) (レス) id: 1d11343d74 (このIDを非表示/違反報告)
siri - 一から全て読ませていただきました!とても良い作品だと、思います。これからも更新頑張ってくださいね♪ (2016年7月10日 11時) (レス) id: 3ad9e7bd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湖月さくら | 作成日時:2016年6月29日 2時