遠い遠い恋物語

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美｢A〜！久しぶりっ！｣


再会のハグ


美優とは3ヶ月ぶり


きっと朝までコースだろうからゆっくり来ていいよと言われ

東京に着いたのは夕方過ぎ

｢もうみんな集まってんの？｣

美｢ううん！今悠が買い出し行ってて22:00くらいに店集合ってさっきLINEきたとこ｣

｢そうなんだぁ｣

美｢ってかさ･･･｣

｢ん？｣


まじまじとあたしを上から下まで見ると


美｢今日なんか気合い入れてない？｣

｢えっ？！そ、そうかなぁ？｣



今日はグレーの膝丈ニットワンピースに少し透けるくらいの黒タイツ


髪は緩く巻いてくしゃっと無造作ヘアー

元々セミロングだから巻いてクシャッとしたおかげで首元が少し寒いからチェックのマフラーでガード



否定したけど

やっばりちょっと気合い入っちゃうよね



美｢前に会った時より断然可愛い！臣くん惚れるんじゃない？｣

｢いやいや！ありえないから！｣



こっちはこっちで差し入れを買おうと
代官山にある有名なスイーツ店に向かった


｢みんな甘いもの食べるかなぁ？｣

美｢あれば食べるんじゃない？今日鍋するって言ってたよ｣

｢えっあの店で？！できんの？｣

美｢できるんじゃない？わかんないけどっ｣



ケーキを7つ選んで少し早いけど店に着くと

看板はCLOSEにしたままドアの鍵は開いていた


カランカラン･･･



なんか懐かしいなこの音




あれからもう3ヶ月かぁ

剛典とは1ヶ月ちょっとかな



剛典のことなんて呼ぼう･･･

急に剛典なんて呼んだらみんなに突っ込まれるよね

それよりも臣くんになんて思われるか･･･



ってあの人からしたらあたしなんてどうもしないか



悠｢2人ともいらっしゃい！あけおめ〜早いね？｣

美｢手伝ってあげようかなと思って｣

悠｢まじ？さすが女子！｣

美｢まぁね！｣


悠くんの指示の元新年会の準備を進める




あたしが野菜を切り

悠くんが魚を捌く

美優は食器出しや盛りつけをしてくれる



そんなこんなで気がつけば集合時間が近づいてきた


もうすぐ来るのかな･･･


色んな感情が入り交じり、そわそわしてしまう



美｢よかったじゃん。また臣くんに会えるね｣

｢あ、うん･･･そうだね｣

悠｢Aちゃん前に見た時より可愛くなった？｣

｢えっ？そ、そうかな？何も変わらないけど･･･｣

美｢やっぱり？！あたしも思ってたんだよね！Aやっぱり何かあったでしょ〜｣


にやにやと美優が聞いてきた

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