遠い遠い恋物語

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健｢あ、せや。はいこれ！｣


そう言ってあたしのところに来るとコトンっと小さ目のビンを置いた


健｢俺、こいつらより酒弱くてな〜1本は持ち歩いてるんよ！飲んどき！｣



瓶には【二日酔い防止、明日に響かない】


｢あ、ありがとうございます｣


蓋を開けようとしたけどまだ酔いが完全に抜け切れてないのか硬くて開けれない


｢ふんっ！ほっ！｣



どんなに持ち方を変えてもだめ



それを見た健ちゃんがケラケラと笑いながら


健｢どんだけ力ないん〜ほら、貸してみ？｣



元々開いてたのかという程あっという間に開けてくれた


｢すみません、ありがとうございます｣



飲んだことないものに思わず匂いを嗅いでしまう



｢うっ、くさっ！｣


またそれを見てみんなが笑う



美優｢ほら、一気！｣

｢ちょっと待って！こういう薬っぽいの苦手なんよ！｣


健｢お？関西人？｣

｢え？あ、はい大阪で今こっち遊びに来てて･･･｣

健｢わー親近感！あんまり聞かへんからえぇな〜関西弁の女の子！｣


岩｢ほら、グッと一気に！鼻つまんで！｣

｢は、はい･･･ふぅ〜･･･っ！！｣


鼻をつまんで一気に飲み干すとすぐさま烏龍茶で流し込んだ


｢ったはぁぁぁ！！！まずーーっ！！！｣



健｢おっ！いい飲みっぷり！酒やないけどな！｣


また店内が笑いに包まれる



この人たちほんとプライベートでも仲良いんだなぁ

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