遠い遠い恋物語

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｢あぁ〜･･･やっちゃったぁ･･･｣


グラスを握りしめながらうなだれる


少しぬるくなったグラス

岩ちゃんの手の温もりと感触が少しばかりまだ感じられて顔が熱を帯びるのがわかった


美｢ほんと･･･プレミアだよA。しかも男子トイレって･･･やらかしたね｣

｢もう飲みません･･･すみません･･･｣



久しぶりに飲むとこれだ

ほんとお酒って怖い


時計を見ると時刻は夜中の1:00

気持ち悪さの後には眠気が襲ってくる

でも、まだ彼らがいるこの空間に一緒にいたい


あたしも美優も言葉にせずとも互いの気持ちはわかっていた


そこからはあたしは烏龍茶

美優はしっぽりと日本酒


｢お酒強いのほんと羨ましいわぁ｣

美｢んーまぁお酒は水だからね？｣


｢言ってみたいわ｣


美｢てか、ファンの間で有名な情報ってやっぱほんとなんだね。ほんとにここに来るなんて｣


｢しかもナイスなタイミングでね｣


個室は少し奥の方だからか話し声などは聞こえず、たまに笑い声が漏れる程度


何話してるか気になるよぉ


ちらちらと個室の方を気にしながら
刻々と時間は過ぎていく


てか、介抱してくれたの岩ちゃんだったけど･･･

もしそれが臣くんだったら･･･



｢いや無理無理無理無理！！！｣



美｢ん？なにが？｣



｢え？！あ、いやなんでも。。。｣



吐いてる姿見られるとか･･･


そんなの絶対無理！！


いや、岩ちゃんならいけるとかそういうのじゃないけど･･･



あぁぁぁーーー


人生最大の失態！！！

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