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「で?マジで俺に何も言わなかったね?」
すみませんすみませんと謝罪を連呼しながらブレーキを踏む。なんかもう事故りそう。え、いっそ事故ろうか?
「いや。俺もあーだこーだ言うことじゃないけど。」
でも一言欲しかったと言われて流石に何も言えなくなる。そりゃそうだよね。お昼に突然告知ツイートしてそのまま午後の現場で合流。彼女が突然写真集出します〜とか言われたって普通はそうでしょ、いやそうだよな。
「……あーーー、嫌。世間一般に俺だけ知ってればいい節菜のところ見られるのが心底嫌。」
「そうかー」
いやまぁそうだろうから言わなかったんですよね、とは言えず。青信号を目視して今度はアクセルを踏む。
ちょっと進むとブレーキを踏み、正面の車が途切れるまで会話に意識を向ける。
「…マジでやだ。ねえ、考え直してよ」
「いやいや、もう発売日も決まってるんですけど」
「………節菜、やっぱ俺脱がれるのは嫌なんだよね。」
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作者名:東城つばさ | 作成日時:2021年7月24日 0時