きっと、ぜったい、だいじょうぶ。ふぃふす。【榎i木l淳i弥】 (ページ19)

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「ほんと二人と仲いいもんね」

「まぁ、大切な仕事仲間ですし、良い友人なので。」

…言える関係値ではないんだよな、と思って出せない言葉に若干の苦笑いが出る。

「榎木くんとかいい感じに避けられそうなのにね」

「どうなんでしょうね、いい人だから意外と流れに飲まれたり」

「あー、ある。その点雄馬くんの方がかわすの上手そうか」

やだねぇ、と豚肉を口に頬張る。あはは、はい。なんて薄い反応だけ残す姿は多分あやねるさんにも伝わっている。

「…どっちかと付き合ってたりしない？」

「…」

「あ、それ以上は別に探ったりとかじゃないけどね！そこそこ一緒にいる時間長いし、女の勘…？かな。みんな気がついてないから平気平気！」

無理しないでね、なんて笑いかける姿はやっぱり大人のお姉さんで。
私はわかりやすい困り笑顔を浮かべるしかなかった。