ep.29 ページ36
時は流れて私と天馬はとある雑貨屋に来ていた
お店の中には可愛い雑貨の数々が所狭しと並んでいる
天馬がこんなところを知っているなんて意外だった
その天馬は「これなんかどうだ？」と言っておかしなものを見つけてきては無邪気にはしゃいでいる
そんな天馬に苦笑しながら何気なく店の中を見ていると、あるものが私の目にとまった
それは、綺麗な色をした髪飾りだった
デザインも星を模したシンプルなものだし、配色も淡くて私好みだ
色違いのものが何種類かあって、つい見入ってしまった
急に止まった私に気付いた天馬が寄ってくる
「もしかして、これが気に入ったのか？んん？」
天馬はそう言って髪飾りをしげしげと眺める
「うん、綺麗だな〜、って思って。」
そう言うと天馬は更に訪ねてくる
「これ買ってくのか？」
「どうしようかな、色がたくさんあるからどれにしようか悩んじゃって…。」
どの色も捨てがたい
すると天馬はさらっと一言
「全部買っていけばいいじゃねぇか。んん？」
さすがは一家の当主といったところか
物の価値観が違う
とは言っても私も十二家の出なので、買おうと思って買えないことはないのだが…
「そんなにたくさん買っても全部は使わないでしょ。
それにたくさんの中から一つを選ぶからこそ大事にしようと思えるんじゃない。」
お金に不自由はしていないが、だからと言って必要のないものや同じものをたくさんを買うことはしない
と言いつつ買い物に出たことはないけれど、私の部屋には必要のないものは置いていない
私の言い分に天馬は「ふーん」と言って棚に目を戻すと、髪飾りを一つ掴んだ
「俺はこれが良いと思う！！」
効果音が付きそうなドヤ顔と共に目の前に突き出されたのは、淡い青の髪飾り
それを手に取って髪に当ててみる
「どう？似合う？」
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彩野(プロフ) - 葉桜さん» いいですね…。私は早生まれゆえ、誕生日はまだまだ先だから羨ましいです！ (2017年11月13日 19時) (
レス) id: d41b0db63a (このIDを非表示/違反報告)
葉桜 - 私 お誕生日でもらいました (2017年11月13日 19時) (レス) id: e68b0f2156 (このIDを非表示/違反報告)
彩野(プロフ) - そうなんですか！月曜日に買いに行く予定なんです！超美形…、めっちゃ気になる… (2017年11月4日 21時) (レス) id: d41b0db63a (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ(プロフ) - そういえばこの間出た１３巻の最後の方の次巻予告で無悪が出てきましたね。凄い美形 (2017年11月4日 20時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
彩野(プロフ) - ライカさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年10月25日 18時) (レス) id: d41b0db63a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩野 | 作成日時：2017年8月7日 16時
