家族3 ページ8
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それから 直ぐに お母さんが来て、なつきちゃんは抱っこされながら、お兄ちゃんはちょっぴり怒られながら帰っていった。
子供は大好きだし、もし愛しい人との子供ができたら どんなに幸せだろう と何度も考えた。
でも、やっぱりこのままでいいや!
たとえ、愛しい人との子供を授かることができなくても。
何度も喧嘩しあって 本音をぶつけ合って 何度も泣きあって 最後は俺が君を抱きしめる。
その華奢な背中を擦りながら、ごめんね って言うんだ。
いつまでも そんな俺たちでいようね!
「お待たせー!いやー、ええ買いもんできたわ!」
満足気にパタパタと小走りで来る。
『俺すっげー幸せだわ』
「……は?」
キョトン顔の廉。そりゃ、そうだよな。
いきなりこんな事言われてもな…
「…俺も、幸せやで…」
突然そんな事言うから、もう抑えが効かなくなるよ…
直ぐに 廉を車に乗せ、何度も触れ合ったその唇に口付けを交わした。
いつまでも いつまでも、こうしていようね…
fin
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作者名:ゆうき | 作成日時:2019年10月8日 1時