・ ページ48
「それでヒョンたち収録中に悪ふざけ始めちゃって、それが新曲になったんですよ!」
「すごいですね。」
「でしょ!?本当、あのヒョンたち何考えてるんだか…。」
話し始めて早数分。なぜか会話が途切れないことを不思議に思いながら様々なことを話した。
JUNGKOOKさんのお兄さんたちのこと、お互いのファンのこと、カムバの前までのことなどなど。
JUNGKOOKさん、私のこと苦手そうだったのにたくさん話してくれるなぁ、と考えているとなんだか言いにくそうに話し始める。
「ぼ、僕はカムバ前でも結構ストレスなく過ごせるんですけど…Aさんはストレス感じちゃう方ですか…?」
思わず目をぱちくり。私が何も言わないことに不安を感じたのか、焦ったように口を開く。
「あの!深い意味はなくて…!前からAさん楽屋でマネージャーさんに支えられてるのを見たことあるので…!」
そう言えばデビュー当時ぐらいの時は楽屋が同じこともあったため、見たことがあるのだろうか。よく覚えているな、とも思うがそれだけ衝撃的だったのだろうか…?
JUNGKOOKさんは私が考え込んでいる様子が引いているように見えたのか、さらに焦って口を開き始める。
「その、今はどうかわからないんですけどね!?この間、SNSに上がっていた写真にクマがあったり顔色が悪いところを見たので!それがちょうどマネージャーさんが産休に入られた時期と同じだったので、ストレスかかってるのかなぁとか考えたり…!?」
「えっとえっと」と焦ったようにさらに話を続けようとしてくる
JUNGKOOKさんに圧倒される。この方、なんだかんでよく私のことを見ているなぁ。
そこで、ふと考える。思えばJUNGKOOKさん含め、BTSさんとの付き合いはかなり長い。それこそマネオンニと同じぐらい…?全部の練習を見てくれていた訳ではないが、昔からのステージを見てくれていたため私の成長や努力は知ってくれているのだろうか…?
「…おや?」
「え、どうしました!?」
ようやく口開いた私の言葉にJUNGKOOKさんがあわあわと話し始める。
「と、とにかくAさんはストレスを感じる必要はないと思います。ファンはAさんの努力も実力も知ってますし…マ、マネージャーさんの代わりに僕が支えられるなら支えたいです、し…!」
そう真剣な顔で伝えられ、思わず視線をJUNGKOOKさんに移して息を呑む。
窓から差し込む陽の光を浴びてキラキラと輝く彼の目に、意識が呑まれた。
1061人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちおか(プロフ) - りおん。さん» ありがとうございます!続きも頑張って更新するので応援、よろしくおねがいします! (2022年5月12日 0時) (レス) id: cf9672e178 (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - いつも続きをわくわくしながら読ませてもらってます…!これからも応援してます! (2022年5月1日 22時) (レス) @page11 id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まちおか | 作成日時:2022年4月10日 20時