気まずい空間 ページ35
ものすごく気まずい空間にゴクリとつばを飲み込む音が聞こえてしまいそうだ。
「あー…その…お久しぶりです。」
RMさんのその言葉に苦笑いで答える。
「loyalty、深掘りしてもいいですか！？」というなんともアホらしいタイトルがつけられた１時間の特番の収録日。打ち合わせでも、もちろんプライベートでもBTSさんと顔を合わせなかったので、気まずいままの本日。
「あ、Aさん！お久しぶりー！」
いや…１人通常運転の人居たわ。JUNGKOOKさんは恥ずかしそうにJINさんの背中に隠れているし、J-HOPEさんもいつも通りニコニコと笑っている。いつも通りじゃないのはJINさんとRMさんとSUGAさんとJIMINさん…？
「Aさん、この間の打ち上げ後…大丈夫でしたか？」
「SUGAさん…その節はご迷惑をおかけしました…。」
「SUGA…？この間みたいに呼んでくださいよ。ユンギオッパーって」
思わず体が勝手に動き、両手でSUGAさんの口を抑える。周りにスタッフさんが居るのにそういうのやめてほしいんだけど！？
SUGAさんは普段は小さめな目を今はこれでもかと見開いて固まっている。
「あの、そのことはご内密に…。」
「ユンギヒョンとAさんってそんな仲良しだったっけ！？」
「しかもオッパ呼び！？いつの間に仲良くなったの！！？」
そう言ってJ-HOPEさんとVさんがSUGAさんに掴みかかる。あぁ…忘れてた…この人たちは記憶ないんだもんね…。
思わずため息が漏れそうになったとき、周りの目を気にしながらJINさんがコソコソと話しかけてくれる。
「うちのユンギがすみません…。二日酔いとか、体調大丈夫でした…？」
「JINさん…ご心配ありがとうございます…。」
もう私JINさんしか信用出来ないよ…。人目を気にしながら話しかけてくれるし、体調も心配してくれるし…最高じゃん。
「私…もうJINさんしか信用できません…。」
「うぇ！？あ、まぁ…僕、ワールドワイドハンサムだしね…！」
この際、多少ウザくても問題ない。これからは私、JINさんの近くで彼の肩幅に隠れて生きていきたい…。そう思って彼の肩幅に目線を向けると、JUNGKOOKさんがJINさんの肩口から丸い目を覗かせていた。
「おっと…先客ですか…。」
「BTSさん、キム Aさん。リハの準備お願いします。」
「ホバ、テヒョンア。落ち着け。」
未だにSUGAさんに詰め寄っていた２人を止めるRMさん。うーん、彼の背中もかなり鍛えてあって隠れ甲斐がありそうだ。
loyalty、深掘りしてもいいですか！？→←雑誌の反響 in SNS
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まちおか(プロフ) - りおん。さん» ありがとうございます！続きも頑張って更新するので応援、よろしくおねがいします！ (2022年5月12日 0時) (
レス) id: cf9672e178 (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - いつも続きをわくわくしながら読ませてもらってます…！これからも応援してます！ (2022年5月1日 22時) (レス) @page11 id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作成日時：2022年4月10日 20時
