早起き少年団 ページ17
loyaltyのレコーディングの日。ということは必然的にAさんと会える日ということだ。
「…えへへ。」
思わずニヤけて緩んだ頬を必死に持ち上げ、歯を磨きながら自分の顔を多方面から眺める。
やー、本当にイケメンだなぁ。
「…ジニヒョン。邪魔、です。」
「おー、ユンギヤ。今日も僕が一番イケメンだなぁ、と思って。」
「はぁ、そうですか。」
対して興味もなさそうに僕のことを鏡の前からどかして歯を磨き出すユンギ。
「興味ないフリしてるけど、普段より早起き…ユンギも楽しみなんでしょ。」
「…うるさいヒョンですね。」
僕の言葉に図星だったのか心底嫌そうな顔をして、ジト目で僕を睨んでくる。
よく見れば普段より肌のツヤが良いしどことなく普段よりいい香り…気合入ってるな！ま、やっぱり僕のほうがいい男なんだけど！
ふふん、と謎に勝ち誇った気持ちのまま身支度を整え誰もいないであろうリビングに足を進める。
「今日はどうしよっかなぁ。簡単に甘い物でも食べちゃおうかな。」
どうせみんなギリギリまで寝て食べられないだろうし、僕とユンギのだけでいいかな。
「いいですね、ヒョン。」
「もちろん僕たちの分もあるんですよね？」
「ヒョン。俺はご飯がいいです。」
「ひぇ！！！」
誰も居ないと信じて入ったリビングにはすでにユンギ以外のメンバーが集合しており、朝ごはんをまだかまだかと待っている。普段ギリギリまで寝ているジョングガとジミナまで起きてる…。
しかもよく見ればみんなすでに身支度まで整えているじゃないか。
「や、やー。みんな起きるの早いね…。」
「そりゃそうですよ！Aさんと会えるんだから自然と目が覚めますよ！」
そう言って目をランランと輝かせるジョングガ。
わかるわかる。自然と目が覚めちゃうよね。
「じゃなくて、起きたなら自分で朝ごはんぐらい用意してよ！」
「やっぱりヒョンのご飯が一番美味しいじゃないですか。」
ナムジュナがニッコリと笑う。
「…ちょっと待っててね。」
「わーい！」
別にちょろいわけじゃないからね？
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まちおか(プロフ) - りおん。さん» ありがとうございます！続きも頑張って更新するので応援、よろしくおねがいします！ (2022年5月12日 0時) (
レス) id: cf9672e178 (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - いつも続きをわくわくしながら読ませてもらってます…！これからも応援してます！ (2022年5月1日 22時) (レス) @page11 id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作成日時：2022年4月10日 20時
