今夜はパーティー ページ1
「失礼します。」
出口まで案内するナムジュニヒョンと一緒に部屋を出ていくAさん。
…え、もう終わり？後半の方記憶ないんだけど。
メンバーを見ると意識がはっきりしているのはヒョンラインだけ…いや、ホソギヒョンも飛んでるな。
「いやー、今日は最高の日だ。」
ユンギヒョンがジニヒョンと嬉しそうに話している。その視線が僕と絡んだかと思えば近寄ってきて頭をワシワシとなでてくる。
え、何事？
「ジョングガ！お前本当いい仕事したなぁ。Aさんの笑顔で固まって使い物にならなくなったのは許せないけど作詞の後押しをしてくれたのだけは褒めてやる。」
そのユンギヒョンの言葉で全てを思い出した。
そうだ。僕、Aさんの笑顔を見て意識が飛んでたんだ…。
じゃあこの３人もか、と思いつつ僕がAさんに言った言葉も思い出す。
『僕なんかが言っても響かないと思うんですけど…なにか新しいことに挑戦するAさんを見てみたい…です。』
…もしかして僕、ファンみたいなこと言っちゃった？Aさんにバレてないよね…？と焦る僕とは対象的にユンギヒョンは「今日はお前の好きなものたくさん作ってパーティーしような」って…パーティー？わーい！
「ヒョン！僕お肉たくさん焼いてほしいです！」
あとはあとは、と食べたいものを追加でお願いしようとしたが大きな叫びで言葉を止める。正体はテヒョンイヒョン。
「ジ、ジミナ！見た！？あの笑顔…。」
「いい仕事したね本当！」
クオズの２人は固い握手と熱い抱擁をしている。
「お前ら、部屋の外まで叫び声が聞こえたぞ…。」
見送りを終えたナムジュニヒョンが文句を言いながら戻ってくる。そんなヒョンを巻き込みながら始まるクオズ劇場。アホらしいなぁ。
ホソギヒョンは意識が戻っているにも関わらず、なんだか心ここにあらず状態だ。先程、ホソギヒョンを起こしたジニヒョンに控えめに声をかける。
「…ジニヒョン。あのヒョンは大丈夫なんですか？」
「…よくわからないけど大丈夫だと思うよ？」
「それ大丈夫って言えますか？」
「そんな言うなら自分で確認しなよ。返事はしてくれるよ。」
と、言われたのでホソギヒョンに声をかけてみる。
「ヒ、ヒョン…？今、何考えてます？」
「ジョングガ…。作詞するって決めたAさんの心の強さについて考えてるよ…。」
…本当だ。大丈夫だ。
僕はヒョンたちを心配するよりも夜ご飯を考える方が有意義だと判断した。
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まちおか(プロフ) - りおん。さん» ありがとうございます！続きも頑張って更新するので応援、よろしくおねがいします！ (2022年5月12日 0時) (
レス) id: cf9672e178 (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - いつも続きをわくわくしながら読ませてもらってます…！これからも応援してます！ (2022年5月1日 22時) (レス) @page11 id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作成日時：2022年4月10日 20時
