・ ページ42
あの、えっと、と何か話そうとするが動揺して何も言葉が出てこない。そんな慌てている俺を滑稽に思ったのかAさんが少し笑いながら口を開く。
「いきなりどうしたんですか？驚きました。」
「えっと、さっき見たときAさん思い悩んだような顔をしていたので、何か力になれないかなって…。」
そう言うとAさんは再度驚いたように息をのむ。
「…見られちゃったんですね。」
「すみません。でも、黙っていられなくて…。」
「BTSさんは皆さん優しいんですね。」
…え。
思いがけない褒め言葉にAさんを見つめて固まる。その行動がAさんには嫌そうに見えたのか弁解するように慌てて口を開く。
「あの、別に深い意味はなくて…この間はJINさんに話を聞いてもらったし、RMさんとSUGAさんは私のことをイメージした曲をわざわざ作ってくださるし…。」
ジニヒョンの話は初耳なんだけど。
思わず顔をしかめそうになったが、Aさんの前なので頑張って表情管理をする。
何か話をしないと、と口を開こうとするとすごいスピードで近づいてくる車の音に意識が戻される。
「あ！このエンジン音…絶対マネージャーだ…。」
「よくわかりますね。」
心底感心したように褒めてくれるAさんが可愛すぎる…。
っていうかこんな状況メンバーとマネージャーに見られたらめんどくさいな。
「俺もう行きますね。何も聞けなくてすみません。」
「大丈夫ですよ。すぐ解決させますから。」
そう言って安心させるように笑顔を向けて手を振ってくれるAさんに心配だが軽く手を振り返す。
「全然カトクとか送ってもらって大丈夫なので！」
そう言い、Aさんの返事を聞く前に駆け出す。
あーマネージャーとメンバーに見つかる前に急がないと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1306人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちおか(プロフ) - カレールーさん» わざわざ教えて下さりありがとうございます！気をつけていたはずなのですが間違えていた名前、訂正させて頂きました。 (2022年3月16日 13時) (
レス) id: 0d0e1da57f (このIDを非表示/違反報告)
カレールー - とても面白いです。これからも更新楽しみに待ってます。ひとつだけ訂正させてください、テヒョンの名前はパッチムの関係でテヒョナ、ではなくテヒョンア又はテヒョンイとなるのが正しいです。 (2022年3月16日 12時) (レス) @page15 id: e3d9ccdf62 (このIDを非表示/違反報告)
まちおか(プロフ) - れそさん» わざわざ教えていただきありがとうございます!れそさんをワクワクドキドキさせることが出来たのなら嬉しいです。更新頑張ります! (2022年3月9日 12時) (レス) id: e1ee7bf1b7 (このIDを非表示/違反報告)
れそ(プロフ) - スクロールをしたところ、誤って低評価を付けてしまいました。個人的に最高の作品で久しぶりにワクワクドキドキしながら読ませて頂きました。次の更新を楽しみにしています。評価の件本当に申し訳ありません！ (2022年3月8日 12時) (レス) @page12 id: 55309b6632 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まちおか
| 作成日時：2022年2月28日 2時
