244話です ページ21
「なんとか間に合ったようですね」
ツナに駆け寄り声をかけると呼吸を落ち着かせていたツナはコクリと頷いた。
「う、うん。なんとか……全くなんでオレがこんな目にっ！！」
……まあそれは私よりも近くに貴方がいたから…というしかない。お疲れ様の意味を込めてツナの背中を撫でているとイーピンの演目(と言っていいものなのか謎であるが)に点数がついた。その点数驚異の“95”。山本さんの点数を遥かに超えた点数にツナと獄寺さんが目を剥いた。
果たして驚異の95点を超える点数を二人は叩き出すことは出来るのだろうか。
「さあお待たせしました。最後の出し物は獄寺隼人さんと沢田綱吉さんのゴールデンペアです」
「えっと願い事は…」
願い事が書かれた紙を広げる綾に対し待ったをかけるツナ。だが綾が口を開く前にその紙は獄寺さんの手によって取り上げられた。油断していたのかあっさりと没収され綾は獄寺さんを睨みつけ文句言う。いきなり何をするのかと。
「優勝するまで隠しときたいんだ。ある方を脅かしたいんでな」
ふふんと得意げに笑う獄寺さんに私はそれにしてもとふと思う。
「獄寺さんとツナの出し物なんて誕生日にやった手品を思い出しますね……」
ボソリと私が言った言葉がツナの耳にも入ったのかヒクリと口角を引きつらせた。
「ま、まさか獄寺君…またアレをする気じゃ……？」
「ユキさん、10代目。さすがに2回も同じことするほど野暮じゃないっスよ」
「え！？」
「今日は7月7日にちなんでナイフ投げ77本っス！」
「いやそれ大差変わりないじゃん！！！」
盛大にツッコミを入れるツナに「ふむ」と私は声を零す。
「ツナ目掛けてナイフを77本も投げるんですね」
「何冷静に答えてんの、ユキ！？？」
「さすがユキさん！！正解っス！！」
「んなっ！？獄寺君！！」
「てなわけで10代目、またうまくよけてくださいね！」
「冗談じゃないよ！」
ダッと会場の出入口へと駆け出すツナに獄寺さんの目が点になる。10代目？と不思議そうな顔をする獄寺さんに対しリボーン先生は「やらないのか？」と尋ねた。
ピタリと足を止め、リボーンに何か小声で言う。大方、やるわけないだろ！？死んじゃうって！！つーか地域交流なんかに命かけてられるかよ！！とかなんとか言っているのだろう。
そんなツナにリボーン先生は銃口をツナに向けた。
「そいつは聞き捨てならねーぞ。地域交流をなめる奴は死あるのみだ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました！！コメントありがとうございます！！ (2017年11月23日 15時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます！！頑張って更新したいと思います！！ (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年11月9日 0時
