242話です ページ19
「星を象った玉で七夕の天の川を表現したジャグリングです」
星玉のジャグリングを披露する山本さんに審査員である年配の方々は一同に拍手を送った。おおおっという歓声が上がる中、何を思ったのか獄寺さんが「山本パスパース！」と山本さんにサインを出す。
いくら山本さんでも、そんな見え透いた罠に引っかかるはずがないと少し呆れた時、山本さんの目付きが変わった。
「そらっ」
勢いよく利き腕である右腕を振るい手に持っていた星玉を投げる山本さん。その星玉は高速回転しながら獄寺さんめがけて一直線。
「うわっ！！」
「ひいっ！」
そして数秒も置かぬうちにドゴォと大きな音を立て星玉が壁にめり込んだ。仕掛けた獄寺さんはというと、飛んできた直後に自身の反射神経が働き、思い切り体を横へとずらし避けていた。
「いっけねーつい…わりー！」
「バッ…バッカヤロー！」
……正直、山本さんがその罠に引っかかるとは思わなかったが……まあ山本さんだもんな。にしてもそんな山本さんを嵌めたた本人がビビってどうするんだか。
怖かったのか青ざめながら言う獄寺さんにツナは口角を引きつらせ、司会の綾はケラケラと獄寺さんを指差して笑っていた。
すると皆さんはいかんいかんと首を横に振る。
暴力はいかん、壊しちゃあいかんと正論の言葉を口々に言う審査員の方々に、困った顔ですみませんと謝る山本さん。これはポイントが伸び悩みそうだ。
ザワザワと会場が騒めく中、山本さんは何かを思い出したのか「あ。そうそう」と声を漏らした。その手にはどこからか出した竹寿司のお弁当が数個積み重なっている。
「親父からみんなに七夕寿司を配るよう頼まれてんだった。帰りに持ってって下さい」
山本さんの言葉にさらに騒めく会場。
「おや竹寿司さんの子かい？」
「あんれ大きくなったねーーー」
「そういうことならねぇ」
「よしみだものねぇ…」
「そうだねぇ…」
丸が描かれたプラカードが多数上がった。
「ちょっと待て！ルールわかってんのか！？山本の出しもんじゃねーだろこれ！！」
獄寺さんの突っ込みはもっともだと思う。だがこれが『ご町内パワー』というものなのだろう。恐るべし。
「山本70ポイント。いいすべりだしだな」
「ども」
「え〜〜続きましてはライオンパンチニスト了平先輩とボヴィーノファミリーの仔牛 ランボの登場です！！」
山本さんは退場し笹川先輩とランボが出てきた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました！！コメントありがとうございます！！ (2017年11月23日 15時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます！！頑張って更新したいと思います！！ (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年11月9日 0時
