247話です ページ24
正直言って誘われた当初はあまり乗り気ではなかった。だって暑いし、日焼けするし、蚊に刺されるし、何より今図書室から借りている本の続きが読みたいし。
隣で彼の聞いていたツナもそう。それはそれは嫌そうな顔をしていた。しかし笹川さんが来ることを知ると是非！と飛びついた。
我が弟ながら現金なヤツだと思う。まあそんなツナに絆された私も私なのだが。
笹川さんから聞いた話だが、誘ってくれた本人である笹川先輩はライフセイバーをやっている先輩の手伝いをしているらしい。
ライフセイバーという言葉を聞き、ツナは凄いね、と感心した言葉を漏らす。だが心なしかその表情は青ざめている。何かあったのだろうか。
「よく来たな、お前達！！」
とここで笹川先輩の声が上から聞こえてきた。ふと見上げれば見張り台の上にて、こちらを見下ろす笹川先輩がいる。
「ライオンパンチニストで並盛のライブルフィッシュは夏の一時をライフセイバー見習いとしてすごすのだ！！」
「あの妙な動きで溺れた奴を助けられんのか？」
彼の泳ぎ姿を想像したのだろう。ヒクリと口角を引きつらせる獄寺さんにツナは空笑いをした。
「さっそくオレの仲間を紹介しよう。と、その前に夏バテ気味のパオパオ老師だ」
見張り台の梯子を降りる笹川先輩はぐでーっとぶら下がっているパオパオ老師もといリボーン先生を見やる。
「つーか何でいるんだよ」
「リボーン先生。しっかりしてください……」
お茶飲みますか？と私はパラソルの下にあるクーラーボックスから一つお茶を取り出し差し出す。リボーン先生はサンキューと受け取ると飲み始めた。
その様子を見ていると、
「困るんだよねゴミすてられっと」
見知らぬ男性の声が後ろの方から聞こえてきた。振り返ればまた小さな子の胸ぐらを掴む男達がいる。
「オレらの仕事ふえるっつーの」
「ご…ごめんなさい」
「わかりゃいいのよ」
「じゃあここら一帯掃除しといてくれよ」
そういうと男は子供を地面におろし持っていたカンを投げ捨てた。なんて下衆な人達なんだ…私よりも小さな子供を脅すなんて。
「ライフセイバーの先輩だ」
「うい〜〜っス」
はっ…この人達が……？
思わず眉を寄せるていると笹川先輩が「先輩達は元並中ボクシング部だ」と彼らを紹介した。
チラリと綾に視線を投げると私の視線に気付いた綾が首肯する。どうやら本当のことらしい。
すると先輩の1人が笹川さんに目を付けた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました！！コメントありがとうございます！！ (2017年11月23日 15時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます！！頑張って更新したいと思います！！ (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年11月9日 0時
