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この状況で影が持っているものがなにか分からない人はいなかった。
あれは怪盗の獲物。
そして、見事盗んだということを表していた。
怪盗の復活を祝うかのような盛大な花火に、
人々は沸き立つ。
警察官の中にも目を輝かせている者もいるほどだ。
あげていた手をおろして、影は優雅に一礼をする。
そして宝石を懐にしまうと、マントを翻した。
その前の一瞬に、こちらを見て影がほほ笑んだように見えたのは
錯覚か、それとも、幻想なのか。
A「行くよっ！」
屋根の上から姿を消そうとしている影を追うように
Aも走り出した。
人の隙間を縫って走り出す。
まるで風になったかのように。
身をかがめて、しかし標的を見失わないように。
屋根から屋根へと跳ね回る影・・・
黒猫の偽物は、ぐんぐんとスピードを上げた。
人間離れした動きに、警察が徐々に離されていく。
不思議なくらい人がいなくなっていく。
もはや、俺たち以外に人はいないと言ってもいいほどだった。
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スラズ(プロフ) - 智紀 りょうさん» 頑張れー！！ (2016年7月11日 8時) (
レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
智紀 りょう(プロフ) - 斬さん» あら、それはまったく無意識な気がします(笑)ありがとうございます！また来てくださいませ(^O^) (2016年7月11日 7時) (レス) id: 1b03d73ab9 (このIDを非表示/違反報告)
智紀 りょう(プロフ) - スラズさん» ありがとうね！がんばるるるるる (2016年7月11日 7時) (レス) id: 1b03d73ab9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - 吹雪が意外と辛辣なのは気のせいなのだろうか。 …面白いですfight (2016年7月5日 20時) (レス) id: efaeab44ab (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 智紀 りょうさん» うん、自分のペースが一番だよ！ (2016年6月25日 14時) (レス) id: 810fd7dd34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智紀りょう | 作成日時：2013年10月13日 14時
