演技3 ページ3
さて、時は経ち翌朝。
私はウキウキとしながら高専の廊下を歩いていた。
なんたって、演技をしなくてもいいのだから。
私は嫌われる為、嫌われやすい傾向にあるぶりっ子を演じていた。
『あ！悟せんぱぁい♡こんにちわぁ』
みたいな。
そしてあの義姉には、
『お義姉様？本当に目障りね』
みたいな対応をとっていた。
にしてもぶりっ子での対応は、正直なかなかきつかった。五条悟に媚びるような真似したくなかったもの。
それに、格好も。義姉のおさがりのメイク道具を使い、適当にメイクをして、髪はツインテールにしていたのだ。ケバケバな格好をしなくていいのはとても気持ちがいい。
しかしあの義姉を虐めるフリをするのは、不謹慎だが少し楽しかった。私はそれ以上のことをされたけどね。
これもあれも全て陥れるその時の為。まぁでも、もうやる必要がないのだ。
そのことに、少し安心する自分がいる。別に私としては、同級生や先輩に、嫌われたいとか思っていなかったからだ。むしろ仲良くしたかった。
これからは、五条悟以外とは仲良くしてみたい。小学生の時以来、年の近い他人と話したことがなかったから、どう言う会話をするのかはよくわからないけど。
そんなことを思いながら、私はガラリとドアを開けた。すると、部屋の中には既に人がいて、二人の同級生が楽しそうに話していた。
金髪の彼が七海健人さんで、黒髪の彼が灰原雄さん。
いつもならば、
『七海くん、灰原くん、おはようっ！』
みたいなうざい感じで挨拶をするが、今日は素の私で挨拶をしよう。
まぁ、いつものようにうざがられるかもしれないが。
「おはようございます。七海さん、灰原さん」
そう挨拶をする。すると、彼らは私を視界に入れた途端、硬直した。
硬直するほど私、嫌われてるのか。そう演じてたしね。まぁ、挨拶一つで何も変わらないか…
そう思い、挨拶の返事をもらうのは諦めて、自身の席に座った。
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AO777 - おとひびさん» 爆笑していただけて何よりです〜！いい感じにつながっているか本当に不安だったのですが、そう言っていただけてホッとしました。ありがとうございます！ (12月17日 12時) (
レス) id: e34a889bc1 (このIDを非表示/違反報告)
おとひび(プロフ) - クマのぬいぐるみ爆笑ですwww続きがあるとは思わなかったです、！いい感じに繋がってて楽しみです✨頑張ってください！ (12月14日 21時) (レス) @page31 id: 72762186eb (このIDを非表示/違反報告)
AO777 - ぷりんさん» 毎度毎度本当にありがとうございます〜！神作、と今後も言っていただけるよう精進して参ります！頑張ります！ (12月13日 21時) (レス) id: c3c7964942 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 本当に神作ですね!!更新頑張ってください! (12月12日 18時) (レス) id: 43dfb5bec0 (このIDを非表示/違反報告)
AO777 - なつきさん» こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます！五条さんの雰囲気づくりは大変で、手こずっていたのでそう言っていただけて安心いたしました。できる限り更新頑張ります！ (12月9日 12時) (レス) id: c3c7964942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AO777 | 作成日時：2023年9月29日 18時
