【テニプリ】演劇少女と天才少年【越前リョーマ】

十三話 ページ16

越「んじゃ俺らそろそろ練習に戻るから」




貴「あ、うん・・・」





越前君は洗っていた雑巾を私に渡し




竜崎さんのほうへ歩いていく




待って




行かないで






貴「え・・・」





今なんて考えて・・・・・






越「あ、そうそう。演劇部の人に言っといて」




貴「？」




越「昼ごはん一緒に作るから時間になったら呼んでって」





貴「う、うんっ」






そして二人はテニス部の練習へと歩いて行ってしまった






私も部活メンバーのところへ行き






練習を始めた






演劇部といえど演劇にはかなりの体力を使う






台詞が相手に伝わらなければいけないから






その分振りを大きくしたり






発声にも気をつけなければならない






そのためには体力が必要不可欠らしい








佑「んじゃまずストレッチしてから発声練習。今回の演劇の台本はもっと来てるよな」





光「持ってきてるっすよ」





貴「持ち物にあったし・・・」





佑「ってことでその台本まだ袋から出してないな？よし。みんな台本よく見ろ」







兄に言われて茶色い袋から台本を出すと






台本の表紙には






「一人ぼっちの少女」






この言葉が書かれていてその下には名前があった






「高橋 優奈」






登場人物なのかな・・・







佑「今回はいじめを舞台にして演じてもらう。ダブルヒロインに主人公は三人。
　 大人数視点の長編ストーリーにしてみた」





部員１「だから演劇発表の予定が多いわけか」





佑「あぁ。全員の台本にキャラクター名が入っているだろう。今から呼ぶやつが主人公となる」





部員２「私木って書いてるんだけど・・・・」





佑「木の制作係。んじゃ呼ぶぞー」







名前が続々呼ばれる






でも何ででしょうか





一年ばっかり・・・・





「榎本 大樹」に光輝




「窪田 皓」に勇輝




「桐崎 良太」に真斗




「実風 涼香」に紗季





佑「ラスト。この物語のもっとも重要なキャラクターだ。」






そういわれて私は悪役系の役だと思った





いじめをしているキャラクターかな・・・？






佑「高橋 優奈。佐々木A」





貴「・・・・・え・・・・・？」






重要キャラクターに選ばれてしまった

十五話→←十二話

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す