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『Aちゃん、誕生日おめでとう』


「わっ!廉くんありがとう!」



Aちゃんの誕生日の日

朝イチ番にお祝いすると、

Aちゃんは、嬉しそうに微笑んだ。





『今日何着るん?』


「えへへ、内緒^^」





鼻唄まで歌って、相当ご機嫌みたい。笑

20歳ってなんか特別やもんな。





『じゃあ、先仕事行くな?』


「うん、またスタジオでね!」


『行ってきます』


「行ってらっしゃい」





なんか、良いやろ、この感じ。

夫婦みたいやな、なんて。





スタジオに行くと早速、

今日の撮影の準備に取り掛かる。


後からAちゃんも撮影に来るけど

その前に潤さんに呼び出されてるんやった。





なんやろ…??





_____コンコンコンッ


『失礼します』





会議室のテーブルに潤さんが座ってる。

俺が向かい側に座ると、潤さんが口を開いた。






潤「廉、お前、よくやった。」





そう言って、手元に出されたのは

" NEW LOOK " の創刊号。


表紙はもちろん、

俺がプロデュースしたAA





目の前に置かれた雑誌を手に取る。

他のモデルさんも載っているにも関わらず

Aちゃんは圧倒的な美しさで


"ああ〜、きっとビッグになっていくんやろなあ"


って実感した。






.






 
「それともう1つ。、、、__________。」




けれど、潤さんの話の本題は

そのことではなかった。










.

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作者名:Raine. | 作成日時:2020年5月27日 17時

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