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３話 ページ3
そうやって呆然としていたとき。
「ちょっ、幸村くん！何やってんだよ！」
そんな声がして顔をあげてみると、私の好きな人が。
「あぁ、丸井。どうしたの？」
「どうしたの？って松浦、泣きそうな顔してんじゃねーか！」
これは幻覚なのかな。
丸井くんが幸村くんにつかみかかっている。
「別にどうだっていいだろ！？」
幸村くんには珍しく声をあらげている。
「良くねぇよ！俺の好きなやつ傷つけんなよ！」
「へぇ、そうなんだ？良くこんなやつを好きでいられるよね？」
そう言い終わる前に丸井くんが幸村くんを殴っていた。
「いくら幸村くんでも松浦を傷つけるやつは許さねぇから！」
「いたっいな……。冗談だろ？俺はもう行くから。こんな茶番に付き合ってる暇なんてない。」
そう言って幸村くんは去っていった。
でも何故か、幸村くんは泣きそうな顔だった。
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作者名：アキト | 作成日時：2017年7月22日 16時
