事務所 ページ5
翡翠がやってきた。
「こんにちは」
「ようこそ!Aって言います」
「ご丁寧にありがとうございます」
「それで、お仕事のお話なんだけど…何をやりたい?モデルとか、女優とか」
「私…女優になりたいんです!」
「女優!素敵ね!応援する。とりあえずこの書類、埋めてもらっていいかな?」
「はい…あ」
「どうしたの?」
「Aさんに、お話しておかなくてはいけない事があって…」
「?」
「私、生きてないんです!」
「…え?」
「あ、言い方が悪かったですね。信じがたいかもしれませんが、私の両親は天界の住民なんです」
「お亡くなりになっているってこと?でも、ご両親と話し合ったっていってたわよね?」
「あの、私は死後の世界、つまりは天界で生まれたんです。生まれた時点で両親はもう天界にいて、
私は天界で生まれて天界で育ったんです」
「ごめんなさい、信じられない…」
「これを見て頂ければ分かるかと」
翡翠は特撮ドラマにでてくるような怪人になった。
「理解して頂けたでしょうか」
翡翠は人間に戻る。
「うーん、まだよくわからないけど!貴女がすごく礼儀正しくて可愛い事はわかった!
それがあれば十分よ!名前、聞かせて?」
「…っ!下界では、『翡翠』と名乗っています」
「翡翠ちゃんね、これからよろしく!」
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革ベルト
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作者名:りるり | 作成日時:2020年3月28日 21時