6話 ページ7
sideA
紅麗とほぼ互角。
という事は
茉希｢よそ見は禁物!!｣
飛ばされました。
ｸﾞｼｬﾘ
と耳に嫌な音を残しました。
茉希｢ﾋｯ…嘘…ですよね…｣
武久｢な…！｣
おや？
A『どうされました？』
そんな怯えた顔をして、
茉希｢さっき…ｸﾞｼｬﾘって｣
A『あぁ、真っ逆さまに落ちました。下を見たら分かりますよ。』
悪魔が下を見る。
森羅(血が飛び散ってる…のに、アイツはもう血どころか怪我の箇所すら分からねぇ…)
森羅｢バケモノが…｣
A『悪魔とどっこいでしょ。』
シスター｢ど、どうやってここまで…｣
どうやって？
A『どうもこうも…』
私の背中に炎の翼。
A『紅に運んでもらいました。紅、皆様にご挨拶を。』
髪の長いマネキンのような彼女は全員に一礼をする。
そして、自分の体を削って私に差し出す。
私がその火の玉を喰らえば紅は優しく笑ってまた身を削る。
A『ふう、目が覚めました。紅麗の純度を上げます。』
そして私もナイフを持つ。
A『私、第二と第三なんですよ。』
小さなナイフは次々と茉希さんの足を止める。
そこに紅麗の一撃が加わる。
茉希(この男がやりやすいようにしている…)
武久(やはりアイツが操作してる訳ではないのか…)
茉希｢一か八か!!｣
A『紅麗は貴女には扱えない。』
彼女は炎を自在に操る。
けれど、
A『紅麗は貴女の力では無理です。』
頑張って力んでも無駄なのに。
私の炎。
命懸けの炎。
あげる。
ﾄﾞｻｯ
茉希(動きが素早すぎて力が使えない…！)
武久(なるほど、純度を自在に調節可能。)
茉希(動きが止まった…？)
茉希｢A！？中隊長!!｣
武久(不気味な奴だ、突然止まって主が目を覚ますまで隣から離れない。)
紅麗が…近くに、居る…
A『く…れ…』
紅麗【ココ…に、居ル…】
食べなきゃ…
紅麗を食べなきゃ…
紅麗【焦、らなくて…イイ。】
武久｢主人に触れても良いか？休める場所で休ませたい。｣
武久(以前、勝手に運ぼうとしたら敵と認識されたからな。)
紅麗【分かっタ。】
武久(意思の疎通は出来るのか…)
Noside
他の2人の新人は
炎の男に見られないように身を潜めていた。
茉希｢なんでそんなビクビクしてんの？｣
森羅｢あの炎の奴、見えた奴をひたすらに攻撃するから…茉希さんのは本気じゃなかったからアイツがなんか炎の奴に手抜けとか言ったんだと｣
茉希(あれが本気じゃないの…！？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 132人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮 - ジョーカーとの関係などいろいろ気になります！とても面白いです！続きを楽しみにしてます！頑張って下さい。 (2020年7月6日 18時) (
レス) id: def185814e (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年3月10日 15時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
あに芋 - この小説めっちゃ好きです！！続きが気になります！早く紅との接触が見てみたいです！！更新待っています！！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: d6f2ad8f63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年12月25日 21時
