誰ですか、貴方達【超特急】Part2 (ページ48)

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村田祐基生誕祭おまけページ48

胸が痛んだ

『...っ』

二人が仲良さげにしている場面をたまたま見てしまった。不覚だった

タクヤがそらさんの手を取って、それに対してそらさんは嫌がるわけでもなく恥ずかしそうに下を向く

『...ちょっと悔しいかも』

そう思い、とっさに走って逃げてしまった

「祐基さん...！」とそらさんが追いかけてきてくれた時は本当に嬉しかった、

でも、心のどこかでやっぱタクヤと...なんて考えが出てきてしまい

そらさんから「付き合ってない」と聞いた時はかなり嬉しくて、思い切り抱きしめてしまった

そらさんから貰ったお揃いのネックレス(色違いだけど)

ダンスをすることを考えて邪魔にならなさそうなものを選んでくれたのだろう、

『...でもなー、そらさんの手首...』

だが、気になったことがひとつあった。それは、みんなでご飯を食べている時に見た

そらさんの手首に付いているブレスレット。

...タクヤも同じのをつけていた、色も一緒。
タクヤがそういうことをするタイプにも思えないけど、

わざわざ俺のプレゼントを買いに行ったそらさんが、タクヤとお揃いのものをその日に買うだろうか

『んー...わっかんないなぁ.......ま、いっか』

考えることに疲れたので一回休もうと、そらさんから貰ったネックレスが付けられている首元に手をやった

その瞬間思い出される、そらさんの、昨日の.....

『...っ！』

自分の方を振り向いて少し微笑んだそらさん。そのまま静かにゆっくり近づいてきて、

目の前に顔が来たと思ったら、頬に柔らかい感触

それを鮮明に思い出してしまい、また恥ずかしさが込み上げ一人顔を真っ赤に染めあげ床の上で悶えていた

『...そらさんの誕生日は、どうしようかな』

同じことをしたら恥ずかしがって顔を赤くしてくれるだろうか

ほんの少し期待の思いが高まった