誰ですか、貴方達【超特急】Part2 (ページ40)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:14,738 hit

虜？ページ40

綺麗。

出すとしたらこの言葉に尽きる

初めてあった時からなんだか不思議な雰囲気は持っていた。

ツンツンしてる俺にも分け隔てなく接してくれて、
今こうしてダンスを見てくれたり、

現に今、彼女のダンスはとても綺麗だと思った。

『すげぇ』と、そう一言言えば

嬉しい、と言って少し微笑んだ

あ、可愛い。不覚にもそう思った
普段は感情を表に出さないからミステリアスで、綺麗な雰囲気だが、

笑うとまた幼い感じが垣間見え、可愛らしく感じる

「...さん、た...、たくやさん、拓弥さん...？」

『っえ、あぁ、何』

「練習しましょう、今なら私何百回でもバク転できますから」

言ってる意味はよくわからないが、俺の服の袖を掴んでそう言ったこいつを見て

『...ん』

もっといろんな顔見てみたい、かも。と思った

あーもー、ほんと重症

...

『ここは、こうして...こうしたほうが綺麗に見えると思います』

ライブで使う曲を流し、それに合わせて踊る。
ところどころオリジナルの振り付けも織り交ぜ、自分なりにどうすれば綺麗に見える、とか

身体に負担をあまりかけずに踊る方法とかを教えていく

...楽しい。やっぱり、私は踊っている時が一番好きだ

昔、踊っている姿が一番好きだ、と言ってくれた人がいた
誰だかは覚えていない、けど

その人の言葉があったから、一度辞めかけたダンスを続けようと思えた

「やっぱ(そら)さんすごいや！」

「ユースケずっと口開けて見てたね！」

「ユーキもね！」

「なんか見てるとできそうって思うけど、いざやると難しいんだよね～」

「カイそれめっちゃわかる、な。タクヤ」

「...あぁ、そうだな」

こうやって彼らを見ていると、ライブを成功させたい、という思いがどんどん強くなってくる

改めて頑張ろう。と思えた1日だった

...あ、太陽さんのこと忘れてた

.