【ハイキュー】前髪は長くないと…

前髪2cm ページ2

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「Aっ、早く早くっ！！」



自転車で一山越えた先にある学校。烏野高校。

しんどかった受験勉強を乗り越え、今日から晴れて高校生の仲間入り。





中学からの友達＿＿基日向翔陽は自転車を漕ぎながら私に言った。




そんな私も彼の若干後ろを自転車でついて行く。








『ま、待ってよ翔陽くん…はや、はやい…』




「だってだって、！！今日から烏野でっ、小さな巨人と同じトコでっ…！バレーできるんだ！！」








うおおおおお…と気合が入ってしまったのか、私を置いて先走ってしまう。








『…しょっ、翔陽く…ま、…』







取り敢えず全力でついて行った。





＿



『…はぁ、……つ、ついたっ……』






自転車を置き一足先にクラス掲示板を見に行った翔陽くんのあとを追う。







「お、A！やっと来た！！」




『…さっ、先に行ったのは翔陽くんのほう、でしょ、……』






おれ1組だった！AはっAはっ、と聞いてくる翔陽くんを横目に自分もクラス掲示板に目を通す。






「何組何組っ」




『ぇ、と………………あ、…5組』






離れた……しかも端と端…とめちゃめちゃ落ち込む翔陽くん。


正直翔陽くんの心配はしていない。彼はコミュ力お化けだから、




すぐに友達ができる。



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