__ Spring __

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今まで何も無かったように書かれているけれど、やっぱり何も無かったわけはなく。







拓弥くんに話しかけようとすると、香織ちゃんが私に気づいたように駆け寄って拓弥くんにベタベタする。







ご飯も今まで一緒に食べていたのに、今では香織ちゃんとご飯。







一緒に帰ったのだって、あの女子高生に通りすがりに言われたあの日が最後。







流石にメンタルやられるなぁ。







祐基もふみちゃんも凄い気使ってくれて、色んなところに連れてってくれる。







私もあと二週間で3年生か。







ついこの間先輩方が卒業したばかりで、今度は私らが最高学年だなんて。







拓弥くんを好きになって、もう一年経つのか。







あの頃は純粋に、話せればいいななんて思ってたなぁ。







今じゃもう、私の心の中闇すぎて。







嫉妬でいっぱい、苦しい。









ピコンッ




あ、携帯最近見てなかったな。







そう思って携帯を手に取る。








LINEを開くと祐基から、30通のLINEが来てた。









木曜日







祐《A、ちょっといい？》





祐《おーい》





祐《寝てんのかな？》









………









金曜日







祐《おはよう、A》





祐《起きてないのかな。》





祐《見たらLINEして》









………









土曜日







祐《ねえ、無視ってんの？》





祐《A？》





祐《おい、ふざけんなって》









………









やばい、怒らせてる。







《ごめん、全然携帯見てなかった…》





《どうしたの？》







すぐに既読がついた。







祐《Aに何かあったと思って心配したじゃん。無事でよかった。》





祐《ふみちゃんと話してたんだけど》





祐《映画、見に行かない？》







映画、なんで今？







祐《いい映画見つけたんだ。》





《いいよ、いく。》





祐《おっけ！また連絡するね。》








まあ、いいか。





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皆さんこんばんは。




遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。




移行の準備が整いました。





これからも__Spring__をよろしくお願いします。







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