__ Spring __

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あれは、中学2年生の時。





家が隣同士で幼なじみの祐基とはいつも一緒にいた。





クラスは違ったけど、友達がふみちゃんと祐基しかいない私はお昼も祐基とふみちゃんと食べていた。





小学校の頃から祐基はモテていた。





数え切れないほど、女の子に呼ばれているところをみた。





だから私、嫉妬をされることも多かったんだ。





私は、登下校もお昼もずっと一緒。





帰りは教室まで来て、A帰ろーってあの笑顔で手をぶんぶん振るの。





やっぱりそれをよく思わない人が沢山いたわけなんだよね。





靴を隠されたり、知らない人にふざけんなって言われたり、足を引っ掛けられたり。





ある日、先輩達に呼び出されてついてったことがあるの。





そしたら、先輩たちの後ろには男の人が３人くらいいて。







先「あんた、祐基くんのなに？」



「え、と。幼なじみ…です、、」



先「祐基くんの隣で笑ってんなよ！」






叩かれ、突き飛ばされる。








" もう一切、近づかないで。話したら…どうなるか分かってるよね？ "








「あっ…あの…」



先「なに？まだ、口答えする気？」







そしてコソコソと男の人と話す先輩。







先「ほら、やっちゃいな？」



「え、なに、やだっ…」






男の人たちがじりじりとこちらにやって来る。






男『カワイイ子じゃん。』



男『楽しもうぜ。』



「あ、や…」








今まで沢山嫌がらせはされてきた。




靴を隠されたり、教科書が捨ててあったり、靴の中に画鋲が入っていたり。




でも…これは流石に耐えられない。




その瞬間、ガシッと腕を掴まれた。






男『つっかまーえた。ほら、こっち見ろよ。』



「嫌っ、やだ！」






押さえつけられて、制服のボタンを外される。




必死に抵抗するが男の人の力には勝てない。








嫌だ、助けてっ…




誰かっ……！！





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