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〇31__答えは出せないよ ページ31

「どうして違うと思うの?」


昼下がりの喧騒の中で、ツンとしたセウンの声が私の耳にはしっかりと響いた。


果たしてそれは、ヨンジュンに問うているのか、はたまた私か。

その答えはセウンの視線を受けている私で、至極当然なわけだけれど。
凛とした態度は、ヨンジュンにも向けられているのではないかと、何となく考えた。


「どうしてって……、」


嗚呼、こう言ってしまえば険悪な雰囲気を加速させるかもしれない。
それでも言わずにいられないのは、何のためなんだろう。


「テヒョン君がどう思ってるのかもわからないのに、イエスかノーで答えは出せないよ」


頭の中をありのままに伝えると、セウンは「ふーん」と意味深な表情を浮かべた。


「それで?ヨンジュンは何で違うの?」


やすやすと射程圏内に入ってしまったヨンジュンが「右に同じ」と畏まった。


「はい、嘘。絶対に嘘。ヨンジュンがAと同じ思考回路のはずがない。頭の作りが違うもん」


容赦なく弾丸を受けたヨンジュンがつらそうに左胸に手を置いた。

「言葉を選べよ」と睨みつけたヨンジュンを一瞥したセウンは、「ていうかさ!」と学校近くのコンビニでいつまでも籍を置いていた春限定のお菓子がついに無くなったこと、納得がいかず近隣のコンビニを回ってみようとしていることを駆け足で話した。


いつだかテヒョン君が言っていた、まるでマシンガンという比喩を思い出す。


「さすがにもうどこも扱ってないでしょ」

「そんなに食べたいなら作れよ」


論点が斜め上のヨンジュンに噛みつくセウンを見て、良かったと思った。


いつも通りの私たちで、良かった。


_

〇32__ハート柄の絆創膏→←〇30__それは違う



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am(プロフ) - ノアさん» ノア様 嬉しいお言葉をありがとうございます。丁度構想を練っている時分にコメント通知を受け取ったので、創作意欲が湧きました♡これからも涙腺を刺激するようなテヒョン君を書けるよう頑張ります⋆⸜ ⚘ ⸝⋆ (2021年10月8日 23時) (レス) @page48 id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 文章が天才的すぎます!!泣 テヒョンペンなので今泣きながら見てます笑 更新楽しみにしてます!!^^* (2021年10月8日 21時) (レス) @page46 id: f00cf6f10c (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - ミミさん» ミミ様 早速のレスポンスありがとうございます!晴天の霹靂と言ったところでしょうか。ヨンジュン、最近黙ってばかりだなぁと心配しながら執筆しております🥲 (2021年9月28日 3時) (レス) id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - am様、二度目のメッセージを投稿します。今ほど更新された話を読んだところですが、いやぁ、こうきたか!って感じです。主人公ちゃんに気持ちを寄せてしまっています。主人公ちゃんが頭の良さが文章の描写から伝わってきますね。ああ、続きどうなるんだろう。 (2021年9月27日 16時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - aaaoooさん» aaaooo様 素敵なお言葉をありがとうございます。伝えたい🐿さんが届いているようで嬉しいです!もっと読みたい、そう思ってもらえる作品を綴っていくのでよろしくお願い致します♡ (2021年9月27日 16時) (レス) id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:am | 作成日時:2021年8月22日 14時

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