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〇4___カンテヒョン ページ4

「びっくりした………」


集団が綺麗さっぱりいなくなるのを見届けてから、へなへなと腰を下ろす。
緊迫した空気のせいですっかり渇いてしまった喉を潤しながら、二度とこんな場面に遭遇しませんようにと願った。


ペットボトルをバッグに仕舞って開いていたテキストに視線を移した時、ぽつんと佇んだままの男子生徒と目が合った。


気まずい。


何となく軽く会釈すると、彼も軽く頭を下げてからこちらに近寄ってきた。


「お騒がせしました」


そう言って目の前でもう一度律儀に頭を下げる。


「いやそんな!騒いでたのは向こうだし、私も気になってたから蹴散らす機会作ってくれてありがとう」


先程までの冷徹な雰囲気とは打って変わって礼儀正しい姿に安心した。
目鼻立ちが驚くほどはっきりしていて、こんなにかっこいい子がうちの学校にいたのかと衝撃を受ける。


「僕、一年のカンテヒョンって言います。前座ってもいいですか?」


「あ、うん。どうぞ」


無造作に広げていたテキストやペン類をごそっとかき集めてスペースを作ってあげる。


「AA、二年、です」


身分を明かしていなかったことに気づいて取って付けたような自己紹介をした。


「助けていただいてありがとうございます。Aさんがいなかったら、僕どうなっていたか」

「確かにどうなっていたかは保証できなかった…」


テヒョン君の白いシャツが赤く染まった姿を想像して思わず震え上がる。


「決して邪魔はしないので、ここで勉強してもいいですか?」


自分が座っている場所を垂直に指差したテヒョン君に快く返事をした。


_

〇5___運命だと思わない?→←〇3___図書室のルール



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am(プロフ) - ノアさん» ノア様 嬉しいお言葉をありがとうございます。丁度構想を練っている時分にコメント通知を受け取ったので、創作意欲が湧きました♡これからも涙腺を刺激するようなテヒョン君を書けるよう頑張ります⋆⸜ ⚘ ⸝⋆ (2021年10月8日 23時) (レス) @page48 id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 文章が天才的すぎます!!泣 テヒョンペンなので今泣きながら見てます笑 更新楽しみにしてます!!^^* (2021年10月8日 21時) (レス) @page46 id: f00cf6f10c (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - ミミさん» ミミ様 早速のレスポンスありがとうございます!晴天の霹靂と言ったところでしょうか。ヨンジュン、最近黙ってばかりだなぁと心配しながら執筆しております🥲 (2021年9月28日 3時) (レス) id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - am様、二度目のメッセージを投稿します。今ほど更新された話を読んだところですが、いやぁ、こうきたか!って感じです。主人公ちゃんに気持ちを寄せてしまっています。主人公ちゃんが頭の良さが文章の描写から伝わってきますね。ああ、続きどうなるんだろう。 (2021年9月27日 16時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - aaaoooさん» aaaooo様 素敵なお言葉をありがとうございます。伝えたい🐿さんが届いているようで嬉しいです!もっと読みたい、そう思ってもらえる作品を綴っていくのでよろしくお願い致します♡ (2021年9月27日 16時) (レス) id: ee43218214 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:am | 作成日時:2021年8月22日 14時

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