好きになっちゃうじゃん。 2試合目【NEXT4】 (ページ7)

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42点目ページ7

『ん、なに？』

石川「あっ、えっと」

『ごめん、ちょっと1人で考えたいことがあるからさ…何もないならいいかな？』

石川「好き。」

『・・・え』

石川「、、なんて言葉聞き飽きたかもしれないけど、ずっと好きだった。マサとかよりもずっと前から。」

『も・・・なんで』

気付いたら涙が溢れてた。

もう余計にどうしたらいいかわからなくて。

石川「え、ちょっ…ごめん」

『祐希くんは悪くないよ、でも…』

石川「いや、ごめん。俺、マサに色々言われて焦ってたんだ。もっと後に言うべきだったのに。」

そういいつつどんどん私の方に近づいてくる祐希くん。

その大きな体が私を包み込もうとしたとき、

『やっ…』

反射的に突き飛ばしてた。

『あの、、ごめん』

悲しそうな目をしてこちらを見る祐希くんにいたたまれない気持ちになり、

私は走ってその場を去った。

次の日の練習中、祐希くんと目を合わせられなかった。

ずっと一緒にいた、晶大。

笑顔が素敵でいつでも明るい、健太郎先輩。

クールだけど何かと気にかけてくれる、マサさん。

運命かと思うくらい同じだった、祐希くん。

私が好きなのは、誰？