好きになっちゃうじゃん。 2試合目【NEXT4】 (ページ5)

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相談してもらうつもりが、まさかこんなことになるなんて。

さっき送られてきたばかりのあのメッセージを見ながらぼんやりと考える。

これからどう接すればいい？

返事をするべき？

誰か1人を選ばなきゃだめなの？

マサさんは、「好きな人いないです」って断ったほうがいいって言った。

でも、傷つけてしまわないだろうか。

そんな気持ちのまま、次の日になり体育館へ向かった。

そうだ・・・。

今日も男女合同だった。

昨日の今日だからマサさんとあんまり目を合わせられない。

それは健太郎先輩も、晶大も一緒で。

あんなに馬鹿みたいに言い合いしていたのに、晶大。

たまに目が合うと気まずいよ。

おかげで全然集中できない。

古賀「A、大丈夫？」

『あー、ちょっと色々あってさ、』

古賀「何にも考えないでバレーするのが一番だって！」

そう信じて練習に打ち込んだ。

練習も後半になって、ボール拾いの時、

とにかくボールだけに目を光らせて腕の中に溜めていって、

すぐそこにあったボールを掴もうとした。

『・・・あっ』

柳田「ごめん」

同じくボールを取ろうとしていたのであろうマサさんと手が重なってしまった。

『ごめんなさい』

「大丈夫」

『あの、、』

触れ合った私の右手をギュッと掴むマサさん。

数秒して、何事もなかったかのように手を離して、

私の頭をポンと撫でて行ってしまった。

もうどうしたらいいかわからないよ。