好きになっちゃうじゃん。 2試合目【NEXT4】 (ページ3)

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38点目ページ3

『・・・みたいな感じなんですよー。』

柳田「ふーん」

『どうすればいいんですかねー…』

「Aは、好きな人がいるの？」

『・・・わからないです。皆のことが好きって感じで。』

「それって恋愛的な意味は含んでないわけじゃん。」

『恋愛でって言われれば…今はいない、かな？』

「じゃあ好きな人いないんですってはっきり言っちゃえば？それでさ・・・」

言葉を切って急に携帯を取り出すマサさん。

着信音もバイブの音も聞こえなかった。

何かの操作をした後、携帯をしまった。

と同時に私の携帯が鳴った。

将洋それでさ、
将洋俺と付き合おうよ

将洋好きだ

そのメッセージを見た瞬間、心臓がドキッと跳ねた。

マサさんを見ると、真剣な顔つきでうなずいている。

冗談じゃないんだ。

本気なんだ。

こんなに一気に気持ちを言われてもどうしようもないよ。

結局そのあとはほとんど魂が抜けた状態で、マサさんの話も生返事で、

気付いたら夜の道を一人ぼっちで歩いていた。

もうすぐ20歳。

彼氏の一人くらいいたって何らおかしいことはないけど、

今まで3人には恋愛の感情なんてわかなかった。

ましてや晶大なんて幼馴染。好きって思えない。

告白？された時はドキッとしたし格好いいって思う時もあるけど

それ＝好きにはならないからなー。

どうなっちゃうんだろう。