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4話 ページ5
そらside
僕が扉を開けるとそこは廊下だった。
電気はついておらず唯一の灯りは壁についているランプだけだ
電気がついていた部屋から急に暗い廊下に出たためか
暗さに目が慣れずぼやけてみえる
僕は目をこすり視界がハッキリするのを待っていた
やっと暗さに目が慣れると僕の視界に映ったのは
壁に飛び散った血しぶきだった
『っ!?・・』
僕は驚きと恐怖のあまり何歩か後ろに下がる
そして恐怖と共に猛烈な吐き気が襲ってきた。
映画やゲームで見るような血しぶきとは全然違う
赤黒い色。鉄臭い匂いが辺りに充満している
僕は涙をこらえながら、必死に悲鳴を出さないように口元を手で抑える
『逃げなきゃ・・』
最初に放送で言ってた【殺人鬼】が本当なのだとしたら今すぐ逃げないと〇される
僕は走り出した
逃げないと・・逃げないと・・
あの血しぶきを思い出すたびに目から涙が溢れてくる
道は分からないのでがむしゃらに走っていく
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作者名:響 蒼那 | 作成日時:2019年1月30日 22時