107.聞いてないです ページ17
○
No side
滑津「おっまたせしました!」
雀田「全然!じゃあ行こっかー」
A「…すみません。先に行っていていただけますか?少し電話が、」
白福「うん、じゃあ先行ってるね〜」
朝食を作るために部屋を出ようとしたマネージャー達にAはブーブーと鳴り始めたスマホを指さした。Aの反応から事を察した雀田と白福は「じゃあみんな行こっかー」と他のマネージャーの背中を押して部屋を出る
A「(白福先輩と雀田先輩に、後でお礼言わないと)」
Aは内心雀田と白福に感謝しつつもスマホの画面をみてため息をつき、未だ鳴り止まないバイブ音に渋々といった様子で応答する
A「…七夕です」
新田[お、出たか。おはよう]
A「はあ……"お、出たか"ではありません。合宿中は連絡を控えるようにお伝えしたはずです。切ってもよろしいですか?」
新田[ま、待て待て!!わ、悪かった!謝るから話を聞け!!]
電話の相手である彼女のマネージャーの新田律にあからさまにため息をつく。そんな彼女の態度が、寝起き状態で電話をしてきた新田にはいい目覚ましになっているようだ
A「…できるだけ手短にお願いします。こちらのスマホへの連絡、ということは仕事のことでしょうね」
新田[ああ…そう、なんだが…あー、その、あれだ、お前、ネットとか見てないか?]
A「…特に見てはいませんが。」
新田[…ネット見てねえなら知らねえと思うんだが…
………明日、21時から…天川七の生配信、勝手に予告してたの忘れてマシタ…]
.
.
.
A「…というわけでして、」
雀田「え!?あんなにバズってたのに明日の配信忘れてたとか…この状況で配信ってAどうすんだろって思ってたけどさ…」
白福「それで、結局どうするの〜?1回帰るとか〜?」
A「それも考えたのですが…監督に許可を頂かなければいけないので…」
雀田「あー…なるほど……うーん、どうするべきか…」
朝食の準備をしながら、ひそひそと話し合い頭を悩ませている雀田、白福、A。こんな状況であっても、合宿も配信も手を抜きたくないと様子の彼女に、雀田と白福は目を合わせて苦笑いをする
A「…せめて周りの音が入らない、防音室のような場所があれば、ここでも配信ができるのですが…」
白福「あ、それなら私、近くで防音室ある場所知ってるよ〜?それはね〜…」
○
3282人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめぬし〜 - わ〜続きめっちゃ気になります!!更新お待ちしてます!! (3月27日 19時) (レス) @page19 id: 87ace5bfb7 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 更新お願いします…(´;ω;`) (3月22日 12時) (レス) @page19 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
_zh(プロフ) - 続きが読めないのが惜しいです……こんな面白い所で止まってるなんて……気が向いたときにふらっと戻ってきてくれたら嬉しいです。お気に入り登録しておきます (10月29日 10時) (レス) @page19 id: acefa471ee (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、欲を言えばもっと逆ハー要素いっぱい増やして欲しいのと、ノヤっさんとの絡みいっぱい見たいです!!文才天才過ぎます、、更新お待ちしてるので完結までついていかせてください! (8月27日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
shibao(プロフ) - 全然待つので続き書いてください! (7月8日 23時) (レス) id: 3ee091ec74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:@ゑの | 作成日時:2021年4月10日 23時