番外編.憂鬱バレンタイン�� ページ25
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No side
時は遡って、これは彼女が小学5年生の時、バレンタインまで1週間を切ったある日のこと
A「賢二郎、男の子ってどんなチョコが好きなの？」
白布「…なんだよ急に」
いつも通り白布の家に遊びに来ていたAの言葉に、オーバーパスをしていた彼の手元が少し乱れた
彼、白布賢二郎はモテる方だ。顔立ちが整っており頭も良く、運動神経もいい。その人気は学年だけでは収まらず、上級生、下級生で彼に好意を持っている女子は少なくない
そんな彼は当然毎年この時期になれば大量の貢ぎ物があるわけで。彼自身こういったイベントには全く興味はないため、何やらソワソワする同級生達を見てため息をついているのだ
A「いいから、ね、教えて
賢二郎はどんなのが好き？」
白布「…知らねえ、食えればいいんじゃねえの」
A「んん、そんなもんなのかなあ、」
しかし、そんな彼にも例外はある
その例外というのが、今白布の目の前でにこっと微笑んだ彼女、七夕Aだ
いくら普段クールな白布でも、彼女の前となると調子が狂わされる。彼にとって特別な存在のAの口から"チョコ"という言葉が出た事で、かなり動揺している様だ。勿論、それを表情には出さずにいるのだが
この時期に女子の口から"チョコ"という単語が出るのは、つまりそういう事だろう。彼であっても少なからず期待したようだった
.
Aが帰った後、部屋に1人となった白布は雑誌を眺めている。しかしその表情はぼんやりとしていた
白布「(Aがチョコ…俺に？
いや、もしかすると前言ってた同じ小学校の6年生のことか？)」
勿論その脳内では先程のAの発言がぐるぐると回っている
ついこの間までAの話に時折出てきた、彼女曰く"バレー仲間"の男子2人。顔も知らない2人に彼は無意識の内に嫉妬しているようだった
しかし彼は当然その気持ちを自覚していない、否、気付かないふりをしているのかもしれない。彼女がその2人の話を楽しそうにしていた際にチクリと胸が傷んだ事も特に気にしていないらしい
さて、これはバレンタインまで1週間を切ったとある日のこと。彼がその気持ちを理解するのは、まだまだ先の話である
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8airi3(プロフ) - 教えていただきありがとうごさいます！！さっそくやらせていただきます！！ (2021年4月11日 6時) (
レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 8airi3さん» コメントありがとうございます!!ぬああお褒めいただき光栄でございます!!画像はhttp://uranai.nosv.org/bbs/img/こちらで申請許可されたURLを貼れば可能です！ご参考になればうれしいです！ (2021年4月10日 23時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
8airi3(プロフ) - 面白いです！すごく続きが気になります！ところで画像ってどうやって貼ってるんですか？出来れば教えて下さい！ (2021年4月1日 9時) (レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 絲彩さん» コメントありがとうございます!ふあああ更新遅くなり本当に申し訳ございません(´；ω；｀)できる限り更新スピードを早めますのでこれからもよろしくお願いします!! (2021年3月30日 14時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
絲彩(プロフ) - 久々の更新嬉しくて、深呼吸しながら読みました笑これからも無理のないように頑張ってください!! (2021年3月29日 15時) (レス) id: 26bb475f58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ゑの | 作成日時：2021年1月24日 21時
