【HQ!!】地味なあの子は隠し事をしている。2

66.モーニング謝罪 ページ20

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Tanahata side







合宿2日目の朝、早めに起床して朝ごはんを作り終え、現在は朝食の後片付けをしている。積み重ねられた食器は圧巻だ




早くに起きてランニングをする人、朝練をしていた人、ギリギリまで寝ていて朝食中もぼーっとしている人など選手たちは様々だった



ちなみに孤爪くんは朝が苦手な様で、黒尾さんに引きずられるようにして食堂に入ってきた。遅くまで付き合わせてしまったせいだろうか、申し訳ない




それにしても黒尾さんの特徴的な髪型はどのようにセットをしているのか気になる所ではある。今日孤爪くんに聞いてみよう



ご飯を4杯おかわりして満足気な表情の白福先輩の隣でお皿を片付ける。選手たち以上に食べていたという点には触れないでおこう









日向「あ、あのっ、七夕さん！」



『…？日向くんですか


それと、烏野の2年生の方々に…貴方は…』









背後から大きめの声で呼ばれ、振り向けばそこには烏野の方々が。昨日浴場の前で会った方々に加え、隣にいるグレーの髪で笑顔を浮かべている方は、確か3年生のセッターの…









菅原「あ、俺は烏野の3年の菅原孝支だべ！
七夕ちゃんよろしくな〜！」




『…どうも、


それで、皆さんは何か御用でしょうか』









マネージャーの皆さんは片付けの手を止めこちらを不思議そうに見ている。白福先輩は「A何かしたの〜？」と首を傾げていた









田中「あー、まあ用事っつーか…」



縁下「昨日の事を謝りたくて」



『…ああ、昨夜の事ですか

あなた方は謝る様なことはしていませんよ。気にしていないので大丈夫です

皆さんもどうぞお気になさらず』



木下「いや、そういう訳には…」



菅原「大地にお前らの監視任されてるからな！ちゃんと謝れよ〜？」









昨日の廊下での出来事は本当に気にも留めていなかった。確かに幽霊扱いされたのは初めての経験だったが、普段散々地味子だの陰キャだの言われていれば耐性はつくものだ




そんな事よりも、とりあえず周りの視線を集める様なことはあまりしたくはない。これ以上注目を集めないためにも早く彼らには解散してもらいたいのだ









木兎「お、なんだなんだ！なんかあったか！」



日向「！！木兎さん！！」


『…はあ、』









…よりによって彼が来てしまうとは…


面倒事になりそうだなと深くため息をつけば、雀田先輩に同情の表情を向けられ肩に手を置かれた。…2日目も最悪のスタートだ



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