46話 異常な世界 ページ10
『うわっ!?』
どうやらポータルは地面から少し離れた位置に開いてしまったらしく、私はドサッ!と胴体から落ちた。
いてて…ちゃんと座標は地面に指定したはずなのになぁ…
因みにフォックスは綺麗な着地を決めた。
服についた雪を払いながら起き上がって辺りを見渡してみると、なにか見覚えがある。
というか、この地面のえぐれは絶対あの時ブラスターをぶっ放された世界(前作参照)だ。
確かに、あの時はあまり感じなかった禍々しい空気、というか最早瘴気みたいなのがある。
『…いや、あり得ないよな…』
少し嫌な予感はしながらも、オリジナルの世界の記憶を辿りながら街へと歩を進めた。
______
…やっぱり何かおかしい。
記憶ではこの先すぐに町があるはず。
しかし、モンスターの姿はおろか声も聴こえないのだ。
取り敢えずもうすぐ町の入口だから先へ進もう。
______
一応入口には着いたけど、町の中ですら1人も居なかった。
ついでに空気の重さも体感5倍位になっている。
早く現状を確認しようとゲートをくぐろうとした時、
フォックス「ワン!」
『えっ!?』
ヒュン!!!
あっっっぶなぁぁぁあ!!!!
間一髪フォックスの鳴き声で当たらなかったが、
目の前には先端の尖った殺意マシマシの骨がぶっ刺さっていた。
???「チッ、避けられたか…」
???「おい、人間。今更何しに来やがった?」
黒地に黄色いファーの特徴的なパーカー、赤い目にオリジナルをもっとガラ悪くした様な顔…
うん、あの時のブラスターを撃ったやつと同一人物だ。
???「って、あの時どっかに消えやがった野郎じゃねぇか!!」
すると、そいつは突然目の前に現れ私の首に骨の切っ先を突きつけた。
殺意高すぎない!?ほぼ初対面と同然なのに!!
そう驚いていると、目の前のこいつは私に衝撃的な質問を投げかけてきた。
???「答えろ!この惨状はお前がやったのか!?」
『はい!?惨状って何!?』
???「しらばっくれんな!!お前と他の奴らが消えた後流行り始めた病気のことだ!!」
『!!』
どうやら、最悪に最悪が重なったらしい。
どうか手遅れでなければいいが…先ずは誤解を解かなくては。
『私はその事については何もやっていない。だが、』
『何が原因なのかは恐らく分かる。』
???「何だと!?」
『ああ。だから、その"病気"について詳しく教えてほしい。』
______
復活しました!
年末年始の忙しさは異常()
商戦要らねぇよぉ…
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ミカン酢(プロフ) - つ、続きをお恵み下さいッッッッ………! (2月15日 7時) (レス) id: 33398c6647 (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - 筆を折るなら鉛筆をお渡しします!!(多分そうじゃない) (1月26日 21時) (レス) @page14 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)
diamond(プロフ) - 歩くセンシティブ骨……( ゚д゚)ハッ!!!まさかLU(((フェルの世界から移動するのかな…??どの展開でも楽しみっすね← (1月26日 18時) (レス) @page14 id: eed2b10c05 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - アンダーフェルにいるのは一体誰なんだ? 破壊神とかネガティブの神的なやつかな? (12月15日 17時) (レス) @page8 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - ゆきみ【低浮上なう】さん» わかりますw (8月29日 11時) (レス) @page3 id: a708d334b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひびつき | 作成日時:2023年5月5日 0時