52話 ごめんよキラー、悪気は無いんだ。 ページ17
クロ「ぐっ、力が…吸い取られている…?」
X!メタトンの一撃を受けたクロスがフラつく。
『っ、クロス!!』
Xメタ「!」
間に合った…
なんとかクロスの前に入り込み、盾を作ってX!メタトンの次の攻撃を防ぐことができた。
が、すぐにその攻撃の異様さに気づく。
死神の鎌のような力を宿していたのだ。
こんなことが出来るのは無論、死神本人しかいない。
やはり対面時のあの違和感といい、今回の流行り病の件といい…
『お前、まさか…』
『死神の魂を持ってんのか?』
フェル/クロ「!?」
Xメタ「…ふふ、やっぱり君が"ものづくりの神様"かい?」
『!』
Xメタ「その反応は…図星、だね?」
X!メタトンが見透かしたように笑う。
Xメタ「その通り、死神も君と同じ様にこの世界に落ちてきたのさ!そこで、"ある計画"に協力してもらうことにしたんだよ。まあ、拒まれちゃったから少々強引な手段に出たけどね。」
フェル「それが"魂を取り込むこと"だったのか…!?」
フェルが合点がいったという様子で言う。
だが、まさか本気で死神を…
死神は天界でもトップクラスの実力者な筈なのに。
Xメタ「勿論、君にも是非協力願いたい。」
Xメタ「欠く所のない"完璧な世界"を作ることに…!!」
『…は?』
Xメタ「今すぐ決めろとは言わないよ。じっくり考えるといい。時が来たらまた訪ねるからね。」
そう言うと、途端にX!メタトンの声色が変わる。
Xメタ?「君の素晴らしい返事を待っているよ。」
クロ「その声…X!ガスターか!?なっ、おい!待て!!」
クロスの呼びかけ虚しく、X!メタトンはどこかへと消えてしまった。
…やばい。情報が洪水している。
一番最後の声の主は誰なんだ?クロスは「X!ガスターか」と聞いていたが…
『なぁクロス、X!ガスターって何だ?』
クロ「…恐らく、最後の声の正体です。でも奴は俺が世界ごと葬ったはず…復活する訳がない…」
『…なんだか複雑になってきたな。』
世界ごととは壮大な…。
クロスくん、やはり訳アリだったか。
というかそもそも、相手が死んでようがいまいが死神自体そう簡単にやられる筈ないのに…。
って、
『あ!!キラー!!』
クロ「あー!?やっべぇ、完全に忘れてたぞ!?」
クロスくん!!敬語!!
『うわゴリゴリ体力減ってるよ!明らかに上に表示されてるの体力バーじゃん真っ赤だよ!?』
フェル「うぉあっ!?なんか黒いの吐き出した!?」
救急隊員並みの蘇生術を魅せるのはまた別の話。
ラッキーアイテム
ケチャップ
ラッキーソウル
幻覚のソウル
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミカン酢(プロフ) - つ、続きをお恵み下さいッッッッ………! (2月15日 7時) (レス) id: 33398c6647 (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - 筆を折るなら鉛筆をお渡しします!!(多分そうじゃない) (1月26日 21時) (レス) @page14 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)
diamond(プロフ) - 歩くセンシティブ骨……( ゚д゚)ハッ!!!まさかLU(((フェルの世界から移動するのかな…??どの展開でも楽しみっすね← (1月26日 18時) (レス) @page14 id: eed2b10c05 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - アンダーフェルにいるのは一体誰なんだ? 破壊神とかネガティブの神的なやつかな? (12月15日 17時) (レス) @page8 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - ゆきみ【低浮上なう】さん» わかりますw (8月29日 11時) (レス) @page3 id: a708d334b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひびつき | 作成日時:2023年5月5日 0時