51話 刺客 ページ16
『キラー!?』
???「…面倒者が増えた。」
砂埃の先から現れた影が呟く。
あれは…ロボット?クロスみたいに白黒だ。
しかも、何故か死神の力を纏っている。
まさか、今回の異変の仕業はこのロボットが…?
???「伏せてください!」
フェル/ロイ「「!!」」
その声の直後、頭上を強烈なビームが掠める。
あっぶねぇ!
てか、それよりあの声は…
クロ「皆さん無事ですか!?」
『クロス!?』
クロ「Aさん!ここに居たんですね!」
そう言うと、クロスは安心したように表情を緩めた。
しかし、奥から歩いてくる何者かを確認すると、直ぐに剣を構え直す。
クロ「Aさん、ここは俺に任せて下さい。あいつの戦い方は俺がよく知っていますから。」
『!』
フェル「お前、あのロボットについて知ってんのか…?」
クロ「…」
どうやら訳アリっぽい。
まあ、それらは後で聞くとして……
『まずはアイツが先。とっととぶっ飛ばしちゃおう。』
キラーの怪我も早く見ないといけないし。
私もクロスに遅れを取らないよう、手早く薙刀を生成した。
ロイ「そこのロボット、お前があの爆発の犯人か!?」
が、私達が攻撃する前にロイヤルガードが白黒ロボットに向かって剣を構え走り出した。
クロ「ちょっ、危ないで」
???「……丁度いいね。」
ぐちゃ。
嫌な音が聞こえたと同時に、ロイヤルガードの体は鎧を突き抜けたビームサーベルよって貫かれていた。
ビームサーベルが抜かれると、ロイヤルガードのソウルも突き刺さったまま取り出された。
ソウルのなくなったロイヤルガードの体は、瞬く間に塵になる。
目の前の白黒ロボットは、取り出されたソウルを少し眺め、
ぱくっ
『食べた!?』
なんと、一口で食べたのだ。
フェル「おいおい、悪食甚だしすぎるだろ…」
これには治安の悪い世界を生き抜いてきたフェルもドン引きである。
???「あそこに倒れてる奴の相手で、お腹が空いていたんだ。」
白黒ロボットはそう言うと、またサーベルを構えて一瞬で間合いを詰めてきた。
狙いはフェル。いざ斬らんという刹那…
クロスが間に入り、双剣でサーベルを受け止めた。
『速い…!』
クロ「…あいつは俺の世界のメタトン…X!メタトンです。」
クロ「見ての通り、油断の出来ない相手ですよ!!」
X!メタトンと呼ばれたロボットは、死神のような目でクロスを見据えていた。
52話 ごめんよキラー、悪気は無いんだ。→←50話 作戦瓦解
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ミカン酢(プロフ) - つ、続きをお恵み下さいッッッッ………! (2月15日 7時) (レス) id: 33398c6647 (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - 筆を折るなら鉛筆をお渡しします!!(多分そうじゃない) (1月26日 21時) (レス) @page14 id: de84221f17 (このIDを非表示/違反報告)
diamond(プロフ) - 歩くセンシティブ骨……( ゚д゚)ハッ!!!まさかLU(((フェルの世界から移動するのかな…??どの展開でも楽しみっすね← (1月26日 18時) (レス) @page14 id: eed2b10c05 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - アンダーフェルにいるのは一体誰なんだ? 破壊神とかネガティブの神的なやつかな? (12月15日 17時) (レス) @page8 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - ゆきみ【低浮上なう】さん» わかりますw (8月29日 11時) (レス) @page3 id: a708d334b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひびつき | 作成日時:2023年5月5日 0時