【男主】コノハ似の少年は、記憶喪失で会者定離を知った。【カゲプロ】

days8−summer time colors ll ページ8

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「A、任務だ」

キドは腕組みをしながら、フードを深く被っていた。今日はある工場での任務らしい。僕らは、勿論武器等持ち合わせてはいない。

メカクシ団
目にまつわる能力を持った少年少女が、仲間…家族として過ごす。
言わば秘密基地の様な存在だ。

警察沙汰になる任務等も遂行するわけだが、チームワークで今まで何度もその任務をクリアしてきていた。

目を廻す様な世界で、子供が存在する。それは単なる「当たり前」でしか無かった。しかし、もう既に非現実じみた世界は狂い出していた。

何故、僕ら人間は
人を守ると同時に人を傷付けるのか。
それを覆したいという気持ち。
それが喩えエゴイズムだとしても、僕らは孤独を忘れていたい。

＿＿＿これが最後の任務になるとも知らずに、僕らは炎天下の中フードを被りコンクリートを踏みしめていた。

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