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キヨ目線
ちょっとというから若干狭いけど脱衣所に篭った。二人でこんな狭いところ嫌だから早く出たいし、リビングから何か騒いでる声もずっと聞こえるし、なんか変な状況。でもわざわざ連れ出すなんて余程すごいことを思いついたのか？
「で、何思いついたの？」
真面目に聞いたがすぐに後悔することになる。
「Aちゃん良い子だね」
「……はっ？」
予想もしていなかったことを言われて、素っ頓狂な声を出す俺に構う様子もなくレトさんは続ける。
いやいや続けるなよ。
「俺から見ても話しやすいし、周りも良く見えてて気配り出来てるし、ゲーム上手だし？」
突然始まったA褒めタイムに思考が追いつかないが、Aが褒められているのはなんだか気分が良い。
「あと可愛いし」
前言撤回。微妙に気分が悪い。
「彼氏とかいないの？」
「……知らね。いないんじゃねえの」
少なくともAからそんな話聞いたことはない。いや聞こうとしたことはないけど、だっていたら俺に言うよな？
訳のわからない感情に襲われそうになって内心頭を振った。
「そうなんやあ。いないんだったらAちゃんのこと狙おうかなと思って」
「レ、トさんキャラじゃな……」
「本気ってこと」
その言葉にガツンと頭を鈍器で殴られたような衝撃に襲われた。狙う？本気？す、好きってこと？
息ってどうやってすんだっけ。なんだこれ苦しい。
「キヨくん知ってると思うけど初対面の人って俺苦手でしょ？ でもAちゃんにはそんなこと思わなくて」
「……なんで俺に言うわけ？」
「別に隠すことでもないし、今日会ったばかりだから少しだけ協力して欲しいなあって。ダメ？」
俺を見上げるようにレトさんは至極真面目なトーンで言う。ここまで来てからかう為の冗談ではないだろうけど。……けど。
レトさんは良い奴だしAも幸せになれる、のか？もし付き合ったらいつも俺に向いてた笑顔が、俺に使ってくれてた時間が、他の奴に向くってこと？
……いやいやでも俺とAは幼馴染、だし、俺にはそこまで関係ない話、だよな。
――関係ない？
誰かが言った。
だって彼女でもない、友達……幼馴染のAの人生を身勝にに縛ることなんてできないだろ。
――じゃあ、何がそんなに引っかかる？
わからない…………わかんねえよ！
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柊木(プロフ) - ぽる。さん» まとまらず時間かかってしまいまして…楽しみにしていただけて嬉しいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2018年11月28日 12時) (
レス) id: b2fb6db36a (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです…ドキドキしました！たのしみにしてました！続きもたのしみにしてますね！ (2018年11月27日 23時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
柊木(プロフ) - ニラさん» ああありがとうございます！とても嬉しいです！複数のドキドキお届け出来るよう頑張ります(*´`) (2018年10月16日 19時) (レス) id: b2fb6db36a (このIDを非表示/違反報告)
ニラ - 投稿いつも楽しみにしてます！ (2018年10月16日 16時) (レス) id: 9695714301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊木 | 作成日時：2018年9月24日 18時
