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「急に何っ、危ないでしょ！」
なんでわざわざこんなぎゅうぎゅうに座るの！
キヨはまだ私の言葉に応えない。それどころかフジをソファーの隅に追いやるように足でフジの体を押している。もう何やってんだ。
「っくく、キヨわかった、わかったから」
「笑うな。お前が悪い」
「はいはい。俺パソコン部屋に行ってくるよ」
ごゆっくりー。
笑いながらリビングから消えていったフジに二つの意味で置いていかれた感がハンパないのだけれど。
「……ねえ、キヨ」
どういうこと？
困って呼んではみたけどまだ応えてくれない。そっぽ向いたままだ。
「もう、なに」
「……近いんだよ、バカ」
ようやくこちらを見たその表情は、とても……拗ねていた。唇まで尖らせちゃって。
相手はフジだし何も気にしてなかったけど、LINEで軽く言われていたなそういえば。色気事件が衝撃ですっかり飛んでいた。
「えっと……ごめんね？」
「…………やなんだよ俺、」
「うん？」
キヨはぽつりぽつり話す。
「俺に見えないところでAが男といるの嫌なんだよ……いや、あいつらはまだマシだけど、なんつーか、とにかく嫌なんだよ」
それは、
「なんで？」
言ってしまって、後悔した。つい口から滑り出てしまったのだ。確かに嫌なんだろなって雰囲気は感じていたけど、実際に言われたのは初めてだったから。
「なんでって……俺多分」
「多分……？」
そんなわけないのにもしかしたら、と期待して、恐る恐る聞いてしまう自分が嫌になる。
「ジャイ◯ンなんだと思う」
「………………はい？」
…………コントなら絶対ずっこけている。予想外過ぎて理解するのに大分時間がかかった。いつの間にドラ◯もんの話になってんの。
「ごめん、あの……よくわからない」
「え、ああ、ジャイ◯ンって友達にもお前の物は俺の物って言うじゃん」
「そ、そうだね」
「要するに友達……まあ、お前は幼馴染だけど、独占したいって気持ちが一緒だろ？」
あれ？あの言葉ってそういう話じゃなかったと思うけど。ドキドキしていた気持ちが段々と冷めてきて、今はどうでも良くなってきた。
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柊木(プロフ) - ぽる。さん» まとまらず時間かかってしまいまして…楽しみにしていただけて嬉しいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2018年11月28日 12時) (
レス) id: b2fb6db36a (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです…ドキドキしました！たのしみにしてました！続きもたのしみにしてますね！ (2018年11月27日 23時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
柊木(プロフ) - ニラさん» ああありがとうございます！とても嬉しいです！複数のドキドキお届け出来るよう頑張ります(*´`) (2018年10月16日 19時) (レス) id: b2fb6db36a (このIDを非表示/違反報告)
ニラ - 投稿いつも楽しみにしてます！ (2018年10月16日 16時) (レス) id: 9695714301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊木 | 作成日時：2018年9月24日 18時
