■Story.298 06.06up!! ページ48
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「くれぐれも冬休みの間に羽目を外さぬように。
3年生は最後の追い込みの期間です。」
平日は6時間授業の後にみっちり放課後講習。
休日は休み何てどこへやらでマーク式と記述式模試の
連続でいつの間にか冬休みを迎えようとしていた。
「A、イブなんだけど予定埋まってる?」
「あぁ、イブ……ごめん。」
「Aがその日に
予定入ってないわけ無いでしょ。」
「そうそう、野暮なこと聞いてんじゃないわよ。」
前方を見ると隣のクラスの雅紀くんの話を
つまらなさそうに聞いている和也は大あくび。
校長先生はそれに気づいて咳払いするけれど
いつもどおり知らんぷり顔で先生に同情した。
「そういえばさ聞いた?」
「聞いたってもしかして萌々香のこと?」
名前が出るだけでどうしても耳が体が全てが
異常に反応してしまう。
「そうそう、何か最近……
彼氏といるとこみかけなくて
一部の人が別れたって噂してるんだよねぇ。」
「でも、萌々香はそんな事言ってなくない?
待受も相変わらず彼氏との2ショットだったけど。」
ギリギリ、キリキリと胸が痛む会話に
耳を塞ぎたくなって代わりに瞼をそっと閉じると
数秒もしないうちに“知らないの?”という言葉と
ともに肩がトントンと小突かれた。
「Aって翔くんと幼馴染なんでしょ?
そこんとこ聞いたりしてないの?」
聞いてるよ。
終わってしまったと言われて
再び罪悪感に苛まれてる。
萌々香ちゃんに色々勘ぐられているんではないかと
気が狂いそうになる時があるよ。
心の中で言えるわけない本音を零して
口から出たのは“そんな関係じゃないから”
という嘘の言葉で
ちらつく昔の残像をかき消すようにまた瞼を
閉じようとすると教室に戻るように
退場の合図が出た。
「そういえば萌々香、いつだったか翔くんが
浮気してるとか言ってたよね?」
でも、ガールズトークは打ち切られることはなくて
「あぁ言ってた、言ってた。
もしかして浮気相手に翔くんが本気に
なっちゃったとか?」
一言一句が
「でも、もしそうならその相手が悪いでしょ。
だって二人の関係知ってて手出したわけでしょ。
最低じゃん、ソイツ。」
刃のように胸を抉って立っていられなくなりそうだった。
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おんぷ(プロフ) - ノンさん» ニノさんの敬語使ったりタメ語になったりそういうトコを意識して書いてるのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´艸｀*)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年9月4日 15時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 話し方がニノすぎて好きです！可愛い（笑） (2018年9月4日 15時) (レス) id: 855a3aecb8 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 雪白姫さん» マイペースすぎる更新でかなりおまたせしてしまっているのにそう言っていただけてとても嬉しいです！今回、更新に加えて移行しましたのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月27日 20時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪白姫(プロフ) - おんぷさんのこのお話本当に大好きなので更新されて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: fe25c51ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ももニャンさん» 続きおまたせして申し訳ありません(･∀･；)本当にマイペースすぎる更新ですが楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2016年10月8日 23時
