■Story.297 ページ47
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クリスマスのことや翔と萌々香ちゃんのこと
色々なことで頭がいっぱいで余裕なんてないけど
受験となればもっと余裕なんてない。
12月が終われば、センター試験に一般入試と
怒涛の試験ラッシュが待っている。
「お、利用する気になったのか。」
「はい、親と話して選択肢は多いほうがいいって
言われたので。」
放課後に和也と下校する前に職員室に寄って
先生に出願書類などのチェックをお願いした。
「不備はないな。ちゃんと締切日までに
出願しておけよ。
あ、そうだ。二宮にも同じこと伝えておいてくれ。」
「はい、わかりました。失礼しました。」
一礼して職員室を出ると和也がつまらなさそうに
“最近よく呼び出しされますね”と
教室で待っていていいと伝えておいたのに
壁にもたれかかって待っていた。
和也「受験近くにどんだけ問題起こしてんの?」
「だから違うって。私そこまで問題児じゃないもん。
願書の確認してもらってただけだし。
先生、和也にも早くって言ってたよ。」
和也「あー、マジすか。明日あたり出しますよ。」
鞄と一緒にコートとマフラーも持ってきてくれていて
玄関を出る前に急いでそれを羽織る横で
和也といえば相変わらずの猫背で体を縮こまらせていて
私は見かねて自分の白いマフラーを首に巻き付けた。
和也「貸してくれんの?」
「だって寒いんでしょ。
というか、コートくらい羽織ってきなよ。」
和也「まぁ、そうなんですけど
着ぶくれして動きにくいの嫌なんですよ。」
そんなことを言って、おしくらまんじゅうと
こっちに体を寄せるように隣に並んで
いつかと同じしてやったり顔。
和也「寒くて死にそうなんで手も繋ぎましょうか。」
「私は寒くないですけど?」
和也「ふふ、俺がさみぃの。だから……ね?」
私の指先をぎゅっと捕まえて
和也は自分のブレザーのポケットにしまいこんで
ふぅと白い息を吐いて満足げな横顔は
悔しいくらいにかっこいい。
「バカップルって思われそう。」
和也「いいでしょ、演じる分には。
天然でバカップルだと痛いですけど。」
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おんぷ(プロフ) - ノンさん» ニノさんの敬語使ったりタメ語になったりそういうトコを意識して書いてるのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´艸｀*)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年9月4日 15時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 話し方がニノすぎて好きです！可愛い（笑） (2018年9月4日 15時) (レス) id: 855a3aecb8 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 雪白姫さん» マイペースすぎる更新でかなりおまたせしてしまっているのにそう言っていただけてとても嬉しいです！今回、更新に加えて移行しましたのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月27日 20時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪白姫(プロフ) - おんぷさんのこのお話本当に大好きなので更新されて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: fe25c51ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ももニャンさん» 続きおまたせして申し訳ありません(･∀･；)本当にマイペースすぎる更新ですが楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2016年10月8日 23時
