■Story.295 ページ45
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翔「翔くんに迷惑かけたとかなんとか言って
お礼もしたいから久々に24日に
合同でクリスマスパーティーでもどうですか、って。」
全てが初耳だった。
……和也と約束してるのにどうしよう。
翔「適当に理由つけて俺が欠席してもいいし。
とりあえず、それおばさんに渡しておいて。」
翔はそれだけ言うと引き止める暇もなく
自分の教室に戻っていって
その姿が見えなくなると遠くの方から
萌々香ちゃんがやってくるのが見えたから
急いで何事もなかったかのように自分の席についた。
「クリスマスパーティーなんて聞いてないよ。」
確かに追い込みの冬期講習はクリスマスから年末年始にかけて
休みだけれど……せめて相談してほしかった。
和也「おいおい、本当に置いていきましたね
って、何それ。」
遅れて教室にやってきた和也が手にある封筒を
不思議そうな顔で見てくる。
素直に話す?
それともごまかしてしまおうか。
優しい嘘も時としては必要。
だけど、また嘘を重ねたら残るのは罪悪感だけ。
それは分かっていて悩んでいると
ふわりと頭に乗ったいつもの手。
和也「素直に言ってください。
貴方のこと疑ってんじゃないよ。
ただね、変な気を遣わないでほしいだけ。
んな、弱い男じゃないから。」
茶色がかった瞳が弧を描いて見下していた。
「見た目は女の子みたいに色白なのに?」
和也「ふっ、小憎たらしい事言いますねぇ。」
「可愛くないって思ってるんだ。」
和也「んふふ、すげぇ可愛いって思ってるに
決まってんでしょ。
貴方が思っている以上にぞっこんなんですからね。」
だから、何があったって嫌いになりませんから。
朝から本当に甘ったるすぎる台詞。
だけど偽りには聞こえなかった。
「……24日予定入っちゃって。」
和也「あー、そのクリスマスパーティーとかですか?」
相変わらず勘がいい。
「うん、鈴森家と櫻井家でやるみたいなの。」
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おんぷ(プロフ) - ノンさん» ニノさんの敬語使ったりタメ語になったりそういうトコを意識して書いてるのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´艸｀*)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年9月4日 15時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 話し方がニノすぎて好きです！可愛い（笑） (2018年9月4日 15時) (レス) id: 855a3aecb8 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 雪白姫さん» マイペースすぎる更新でかなりおまたせしてしまっているのにそう言っていただけてとても嬉しいです！今回、更新に加えて移行しましたのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月27日 20時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪白姫(プロフ) - おんぷさんのこのお話本当に大好きなので更新されて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: fe25c51ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ももニャンさん» 続きおまたせして申し訳ありません(･∀･；)本当にマイペースすぎる更新ですが楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2016年10月8日 23時
