■Story.285 ページ35
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翔「って……信じれるわけないよな。
散々傷つけた俺のことをさ。
今更こんなこと言って都合良すぎた、ごめん。」
繋がれた手に込められた力は弱くなり
どこか指先が名残惜しそうに離れた。
「都合良すぎるのは……私もだよ。
だってもう終わったのに翔にまたこうやって
助けてもらおうとしてる。都合いいよね、ごめん。」
温もりが離れた手に視線を落として
瞼をそっと閉じると目頭が熱くなった。
過去や気持ち。
でも、そう簡単に綺麗さっぱりに整理整頓なんて
できるわけなくて……
未だにその過去が私の今に暗い影を落としているのは
事実なんだ。
翔「元はと言えば俺があの日、あんなこと言ったのが
原因なんだから。種をまいたのは俺なんだ。
だから、ただ俺なりに終わりにしただけだから。な?」
Aのこと都合いいだなんて一度も思ったことねぇから。
翔はそう言うとベッドから立ち上がり
保健室を出ていった。
そして、入れ違いで保健室の先生が入ってきたのだろうか。
お母さんの仕事は簡単に抜け出しとか早退とかできないから
タクシーとかで帰ることになるんだろうな。
「お母さんと連絡とれました……って。」
和也「早退するって聞いたんで鞄持ってきました。」
先生ではなかった。
もしかして……翔との会話、聞かれた?
やましいことをしていたわけでもないのに
どうしても和也には翔と深く関わってほしくないと
どこかで思っているから嫌な汗が伝うのだろう。
和也「あー、そうそう。数学宿題出ましたよ。
まぁいつもの通りって感じですけどね。」
「そう、なんだ。何か……ごめんね。」
和也「何よ、謝ることなんて何もないでしょ。
彼氏らしいことさせてくださいよ。」
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おんぷ(プロフ) - ノンさん» ニノさんの敬語使ったりタメ語になったりそういうトコを意識して書いてるのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´艸｀*)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年9月4日 15時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 話し方がニノすぎて好きです！可愛い（笑） (2018年9月4日 15時) (レス) id: 855a3aecb8 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 雪白姫さん» マイペースすぎる更新でかなりおまたせしてしまっているのにそう言っていただけてとても嬉しいです！今回、更新に加えて移行しましたのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月27日 20時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪白姫(プロフ) - おんぷさんのこのお話本当に大好きなので更新されて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: fe25c51ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ももニャンさん» 続きおまたせして申し訳ありません(･∀･；)本当にマイペースすぎる更新ですが楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2016年10月8日 23時
