◇Story.283 ページ33
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和也Side...
萌々香「ふふ、怖い顔してるなぁ。
ここじゃなくて違うとこがいいよね。」
私も二宮くんも、とぽつりと呟いて
二人で寒さを堪えながら屋上に繋がる階段の踊り場の
壁に寄りかかった。
萌々香「Aちゃん大丈夫?」
和也「あー、大丈夫ですよ。ただの貧血だと思うんで。
手のかかる子なんですよねぇ。」
萌々香「しっかりしてそうなのに意外と
そうなんだね。可愛いね。」
和也「そうでしょ、すげぇ可愛いの。」
萌々香「ふふ、ぞっこん何だね。」
こんな惚気話を聞かせるために
呼び出したつもりはない。
大多数の男子なら簡単に落ちそうな上目遣いで
俺に微笑んでいる木下に言った。
和也「だから、あまりいじ.めないでもらえます?」
ピンと空気が張り詰めているのは寒さのせいではない。
萌々香「そんなつもりないよ。私はただ……」
和也「あの二人の関係が気になるんだろうけどさ……
知りたいなら男に聞いてくださいよ。
Aを勝手に巻き込まないでほしいんですよね。
あの子は俺の彼女なんでね。」
お互いが腹の探り合いをしているから。
言葉の一つ一つが命取りになるからだ。
萌々香「相談にのってもらっただけなのに
二宮くん、本当に過保護なんだね。
意外と束縛するタイプなの?」
和也「ふふ、好きな子はそうなのかもしれませんね。
巷では縛らないで有名なんですけど……
あの子に会って変わったのかもね。」
萌々香「サラッとそんなこと言えちゃうんだね。
色々な人に愛されてるAちゃんが
羨ましくなっちゃうな。」
和也「色々な人って……何よ。
あの子、そんなに男子に言い寄られてんの?
それとも同性にもモテるタイプなの?
あー、ライバルが多いと困っちゃうな。」
大丈夫、大丈夫。
さっき保健室でAに掛けた言葉を
今度は自分に言い聞かせていた。
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おんぷ(プロフ) - ノンさん» ニノさんの敬語使ったりタメ語になったりそういうトコを意識して書いてるのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´艸｀*)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年9月4日 15時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 話し方がニノすぎて好きです！可愛い（笑） (2018年9月4日 15時) (レス) id: 855a3aecb8 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 雪白姫さん» マイペースすぎる更新でかなりおまたせしてしまっているのにそう言っていただけてとても嬉しいです！今回、更新に加えて移行しましたのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月27日 20時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪白姫(プロフ) - おんぷさんのこのお話本当に大好きなので更新されて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: fe25c51ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ももニャンさん» 続きおまたせして申し訳ありません(･∀･；)本当にマイペースすぎる更新ですが楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2016年10月8日 23時
